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日射病

作者: 祐介

そろそろ頭を冷すべきだろ?

こんなフラフラしてたらなにもできない。


氷河期でもきて

すべての時を止まらせて

僕達に考える時間を下さい。

この世界で生きる意味をゆっくり考えたい。

冷えた頭で。ちゃんと定まった視界で。


そんなことを考え今日も僕達は空を見上げる。

太陽は相変わらず自己主張を続け、僕達の思考回路を奪っていく。

前を見る。

視線は定まらない。どこを見ても気だるそうな人が灼熱の地面を這う姿しか見えないから。

そんな地面からは絶えず陽炎がでていて

なぜ僕達が地面を無意味に這わなきゃならないのかは教えてくれず、ゆらゆらと僕達に現実じゃない、けして掴めない歪んだ幻想をみせるんだ。


本当は本当は。

もう少しいったら崖なんだろ?僕達はまっ逆さまに落ちんだろ?知ってるよ。


地面を這い

そんなことを考え今日も空を見上げる。

暑い。


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