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転生輪廻の法則…
俗世・常世。この二つの次元の中間に転生輪廻の輪と言われる次元が存在します。
転生輪廻の輪とは、俗世においてその生物の持っていた業を浄化した後に、新たな業を持ちて加わる輪です。
この輪の中から新たな命が、業を浄化すべく俗世に転生し、業を浄化し、業を貯えて帰するのです。
それでは、何故常世は存在するのでしょうか。
それは、……業を全く持たないモノが存在する為です。
業を全く持たぬモノ…
それは、俗世に命として降り立ったものの、生を全くまっとうせず、俗世より帰したモノ達です。
死産等に該当する命だと考えて頂ければ幸いです。
そう、この命だけは業を持たぬモノとして常世に転生することが可能となる訳です。
そしてそれ以外の業を持つモノ達は転生輪廻を繰り返すのです。存在数比例の法則を礎に。
存在数比例の法則…
俗世の命は絶対的定数に基づき存在しています。
少子化が進む国があれば、人口増加率が急激に上昇している国があったりと。
おわりに…
こうして世界は、存在しているのです。この中で私達は命を燃やし、業を浄化しながら業を積み上げているのです。
この世こそが『地獄』。
そう考えたら少し楽になりませんか?
初めにも申しましたが、これは他の宗教等を中傷・批判するものではありません。
『信ずる者は救われる』と言われるように、信じたい人・信じる人・何か救われたような気がするだけ、『そっか』って思って頂ければ幸いです。