まだ見ぬ恋のうち
掲載日:2026/08/20
ふと目に入ったお店の前で立ち止まり
はるか遠くに広がる夏雲をうらやましく
眺めていた
この夏も、もう少ししたら
しばらくは会えないね
かろうじて残っている
そんなふうに見えてしまう
夏の色をした看板たち
この季節もそうだけど
中途半端には終わらないんだろう
知らないうちに
カタチを変えていった夏雲たち
ひとり、ココロまでも
置き去りにされた感じで
愛おしく思った
まだ見ぬ恋のこと
一度はあきらめた恋のこと
中途半端に終わってしまった恋のこと
わたしは
それぞれの恋のカタチを変えずに
消してしまおうと思う
ふと立ち止まったお店に入り
見慣れたメニューをオーダーした
少し、甘酸っぱい感じがしたのは
まだ未練がある恋を
思い出したからかな
読んでいただき、ありがとうございました




