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そらまめのそらもよう

そらまめのそらもよう 〜episode15 帽子〜

とっても寒い朝、

道の真ん中の水たまりの表面に氷がはりました。

そらまめは、そおっと氷の上にのってみました。

そして、ツーっとすべってみました。

ツー、ツー。

おもしろいけど、とても足の裏が冷たくて

思わず地面へかけもどりました。

足の裏が、ジンジンしています。


そらまめは、今度は落ち葉がたくさんある道を歩きました。

ここはあたたかくて、歩くたびに

サク、パリ、チリ、と

音がなりました。

楽しくなったそらまめが、大またで歩いたり

ジャンプしたりして、あそんでいると、

踏んだ落ち葉が、急にもりあがって

下から何かがモソモソと出てきました。


そらまめはびっくりして身構えました。

出てきたのは、茶色のつるんとした体で、かたそうな帽子をかぶっていました。

どんぐりです。

眠そうな目をしていたので、落ち葉の下で眠っていたのでしょう。

そらまめは、思わずペコリとおじぎをしました。

どんぐりも、ペコリとおじぎをしました。

その拍子に、どんぐりの帽子がポロッと落ちて、そらまめの足もとにころがりました。

そらまめは、帽子を拾うと、

目を輝かせて、自分の頭にのせてみました。

でも小さくて、そらまめの頭には入りません。


それを見たどんぐりは、落ち葉の下へもぐると

別の帽子を取りだしました。

そらまめは、ためしてみましたが、

やっぱり小さくて、入りません。


どんぐりは、しばらく考えていましたが、

はたと思いついて、落ち葉の上を走っていきました。

やがて、大きなまあるいどんぐりを連れてもどってきました。

そらまめと大きくてまあるいどんぐりは、

ペコリとおじぎをしました。

そらまめは、大きくてまあるいどんぐりに差し出された帽子をかぶってみました。

すると、その帽子はスッとそらまめの頭におさまりました。

そらまめは大喜び。

しばらくどんぐりたちと一緒に、

落ち葉の上で遊びました。


それから、そらまめは、どんぐりたちを

凍った水たまりへ連れていきました。

そらまめは、かぶっていた帽子を下におき、

その中に足とおしりを入れてしゃがむと、

そのまま氷の上をすべりました。

ツー、ツー。

今度は帽子の中なので、足が冷たくありません。

どんぐりたちも、そらまめのマネをして

帽子に乗って、氷の上をすべりました。

ツー、ツー、ツー、ツー。


みんな笑顔で

ツー、ツー、ツー、ツー。

楽しくすべってあそびました。



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― 新着の感想 ―
とってもかわいい童話ですね。帽子のところ、そらまめ級となるとクヌギの帽子かなと思いました。読ませていただきありがとうございました!
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