表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢?当て馬?モブ?  作者: ブラックベリィ
44/55

0044★おかしな夢を観ました


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。


まだ数話入れていないのがあるので、それが終わるまで、毎日更新していこうと思います。

書き始めるてイイ感じにのることができると、結構書けるんですけど、パートから帰宅すると疲労がすごくて眠気に負けてパソコンを触ることすらできないんですよね。

取り敢えず、ある分は毎日更新していこうと思います。



 目が覚めたら、馬車の中のラグの上でした

 そう言えば、ご飯を食べてぶとう酒を飲んだあたりから記憶があやしい


 それに、ついさっきまで、妙な夢を観ていました

 まるで、映画館でドラマでも観ているような………


 内容は、まぁ…かなり、アレなモノでしたけど

 他人視線だったら、かなり面白いコトは理解りましたわ


 ……最初の方は……王立貴族学園の夢?………

 そう……あの唐突に始まった、エイダン王太子からの断罪シーンでしたわねぇ


 ただ、変なのは、観る視点が私では無かったことかしらねぇ?

 それも、なんでなのかは理解りませんが、成人した男性の視点でしたわ?


 視点となった男性の甥だと言われていた、あの男子生徒

 そう言えば、彼女の取り巻きとして居た気がしますわ


 あら、もしかして攻略対象者のひとりだったのかしら?

 それならば、あの男性の視点な理由が理解りますわね


 それにしても、今更ながらですけど、エイダン王太子に抱き付いていた

 彼女の名前って、なんでしたかしらねぇ……あの方がヒロインよね…たぶん


 なんとかフローラさんですよね?……貴族ではあった気はしますけど?

 地位としては、男爵だつたかしら?子爵だったような気もしますけど………


 はぁ~…どうしてか?記憶が曖昧なのよねぇ……重要度が低いセイかしらねぇ?

 まぁ…良いですけど…もともとエイダン王太子にも、彼女にも興味ありませんし


 それよりも、興味あるのは、あの転移の場所ですわ

 転移の場所って、ああ言う場所にあるモノでしたのね


 防護壁の直ぐ側に、設置されているコト、知りませんでしたわ

 うふふふ………転移の場所と、魔法陣が描かれた場まで観てしまいました


 実物を見たコト無いけれど、転移の場にはあのような魔法陣がありますのね

 そこに、転移能力を持った方だけが、魔力を流して跳ぶのですね


 そういうモノだと、初めてしりましたわ

 あの夢が、そうだというならだけどね


 次に観たのは、国王夫妻と大神官長……のドタバタ喜劇?

 とでも言えば、良いのかしらねぇ?


 こちらも…ロマリス王国に、付いて行ったコトもないから………

 あの内装が本当にロマリス王国の王宮かは、わかりませんけどね


 いや、それ以前に、アゼリア王国の王宮と王立貴族学院の往復しかしたコトないから

 私には、到底、夢でも、そんなモノを観れるはずはないのだけど………


 ああ…どうせなら、王宮のテラスから観た街並みとかも観たかったわ

 いや、下からは『夢の翼』のみんなと観てまわったけどね


 本当は、もっと色々と観て回りたかったけど………

 我が身大事にを優先したのだから、しょうがないわよねぇ………はぁ~……


 でも、夢の中とは言え、あんな風に王立貴族学院の卒業生に観られていたのねぇ

 あと、卒業生の父兄達や給仕達や護衛騎士達にも観られていたのね


 当事者以外の他人からしたら、ほとんど、娯楽の域に入っていたわよねぇ

 ふふふふ……もしかし、時空神様に祈ったから、お茶目で観せてくれたのかしら?


 だって、時空間的にかなぁ~り、おかしいですもの………

 だいたい、あれは、何日前のモノなのかしら?


 セシリアは、ぼぉ~とした頭で、つい先ほどまで見ていた夢?のようなモノに首を傾げていた。

 そこに、声がかかる。


 「ああ、起きたかい、リア……だいぶ、疲れていたようだから、起きるまで、起こさなかったんだけどねぇ………今日はどうするんだい?」


 と、人化したままのルリに言われて、首を左右になんとなく揺らす。


 「ん~…取り敢えず、朝食を食べたら、また、大国ゼフィランスに向けて移動かな」


 ちょっと考えて、セシリアは取り敢えずの方針を口にする。


 「あっ…リアお姉ちゃん起きたんだぁ……朝ご飯できてるよぉ~……」


 言われて、レオやグリフォンの雛もいないコトに気付く。


 あららら……もしかして、私だけ朝寝坊したのかなぁ……ちょっと落ち込むわ

 いや、いくら猫型の魔獣の成体のルリがいるとは言っても、妊娠中だし


 ユナは、癒し枠だし………レオもグリフォンの雛も、癒し枠でしょ

 グレンだって、元の身体に戻ったばかりなのに………


 なんか、限界まで来ちゃってたのかなぁ?

 緊張感がぶつんっと切れちゃったみたい?


 はぁ~…取り敢えず、ユナが見に来たってことは、そう言うことね……たぶん

 取り敢えず、私てきには、おはようよね


 「うん…おはよう、ユナ…それから、ルリもね…ありがとう」


 守ってくれての意味でそう言ったセシリアは、かけられていた毛皮をはいで、起き上がる。


 はぁ~……身体がとても軽いわぁ~……いったい、何時ぶりかしらねぇ……この軽さ

 って、あらあら、何時の間にか素足になってるわ


 ブーツを脱がされて、お着換えもされているわ

 やだわぁ~…あのデブデブな樽の姿を見られちゃったのぉ………がぁーん


 はぁ~……どおりで、物凄く爽快なわけだわ

 着替えは、たぶんルリとユナよね………グレンは無いわよね…うん、ないわよね


 大事なコトなので、二度自分に言い聞かせたわ

 だって、流石に、こんな相撲取りもかくやな姿、恥ずかしいじゃない


 セシリアは、ルリかユナが着替えさせてくれたのだろうと決めつけけ、考えないことにした。

 そんな中、気の利くユナが、セシリアの着替えを出す。


 「はい、リアお姉ちゃん………ちゃんと、冒険者用の服にしたよぉ…あのドレス?って言う服は、動きにくそうだったから………ルリお姉ちゃんと相談して用意したの」


 はい、決定…着替えはユナちゃんと、ルリでした……良かったぁ…ホッとするよ

 そうだろうと思っても、グレンが着替えさせただったら、恥ずかしいじゃない


 こんなデブデブでも、やっぱり女の子として、恥ずかしいじゃない

 それにしても、冒険者用の服かぁ~…嬉しいわぁ~…テンション上がるわ


 セシリアはいそいそと、ユナがサッと出してくれた動きやすい服に着替えて、精霊のブーツを履く。


 はぁ~…嬉しいわぁ~…イヤだったのよねぇ…あの趣味の悪い藤紫色のドレス

 品格がどうのとか言って、あの色ばかりで………


 それに、スカート部分を拡げる為に履かされていたパニエ

 レースがこれでもかっていうくらいに重ねられて、動きにくかったのよねぇ


 ただ、着替えになるモノがなくて、ずっとあの姿だったからつらかったのよ…本当に

 いくら、フード付きマントで、全身隠したって……体型はごまかせないし………

 

 あの後、ずっと着替えるモノも、着替える暇もなかったから………

 はぁ~…ありがとう…エルザ…カレン……女物を選んでくれたのは、あの2人よね


 男物は、デュバインとバウね…きっと……本当に、助かったわぁ~………

 はぁ~…朝ご飯食べたら、今度こそ貨幣価値を教えてもらわないとね


 足を軽くトントンして、精霊のブーツがちゃんと履けているコトを確認し、ひとつ頷く。


 「それじゃ…朝ご飯をたべましょうか……みんなは、もう食べたのかな?」


 セシリアの言葉に、ルリは肩を竦めて答える。


 「リアが気にすると思ったから、全員食べさせといたよ…グレンが渋ったけどね」


 「うん、グレンお兄ちゃんてば、奴隷だからとか言って食べようとしなかったから……クスクス……ルリお姉ちゃんに、口移しで無理やり食べさせられて諦めたんだよぉ~」


 そう言うユナの言葉に、ルリはケロリッと言う。


 「なに、弱った個体にはアレが一番なんだよ……吐き戻しを与えなかっただけ、ありがたいと思ってもらわないとね」


 と、野生の肉食獣なら、吐き戻しは当然と言うルリに、セシリアはクスッと笑う。


 あぁ~…観て見たかったかもぉ~…妖艶美女に口移しを与えられるイッケメン

 どんな顔して、グレンがルリに食べさせられたか………


 残念だわぁ……明日は、ちゃんと早起きしよう


 そんなコトを考えながら、セシリアは馬車から降りるのだった。



 

 







続きが気になっていただけたら、ぜひブックマークや評価をしていただけると励みになります。

よろしくお願いします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ