0036★気分は、夢のスローライフ
作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。
設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。
感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)
主人公は、かなりマイペースです。
生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。
セシリアの言葉に、軍馬達はコクコクする。
「ルリ…この骨を茹でたお湯…馬に飲ませても大丈夫かなぁ?」
「大丈夫だよ、その程度のモンで腹壊したりしないよ…足こそ普通の数だが、そいつらはスレイプニルの血を、かなり色濃く引いてるみたいだからね」
ふ~ん……スレイプニルって、たしか8本足の馬型の魔獣だよねぇ
前世では…北欧神話に出て来る神獣だったよねぇ………
なるほど、サンドウルフの群れにも怯えなかったはずだね
だから、頭が良くて強いのかぁ………
「はいはい…ちょっと待ってね」
セシリアが大きなナベに手を伸ばそうとすれば、大きな木のタライを持って来たルリが取り上げる。
「アタシがやるから、リアは根菜を切っちまいな……ああ、茹でるのは1回で良いのかい?」
そう言いながら、タライに1度目の茹でたお湯を入れる。
が、軍馬達はルリのお許しが無いので、我慢して待つ。
「んじゃ、この剥いた皮とか入れてもう一回軽く煮てくれる?……本当は、香味野菜入れて、アク取りした方が良いんだけどね……そこまで待つ気ないから……」
「了解……やっとくよ」
頷くルリに、セシリアは振り返るコトもなく、新たな根菜の皮を剥き始めていた、
「そしたら、水洗いして汚れ取ったら、骨を割って水を入れてくれる」
「了解…やっとくよ…他に何が必要だい?」
そう言いながら、一瞬で、セシリアの剥いた皮を入れて煮あげる。
それを再び、先に煮零したタライへと追加する。
軍馬達は、ルリが怖くて、ジッと我慢の子で、その場で待機していた。
ルリはセシリアの指示のとおり、4本の骨を綺麗に掃除して水洗いす。
ついでに、大きなナベも洗いなおしてから、バキッボキッと折って入れる。
洗い水は、全部タライに入れ、作業が終わったルリは軍馬達へと命令する。
「仲良く飲むんだよ…ケンカしたら、その尻の肉をそいで食べるからね」
そう言い置いて、割り砕いた骨を入れた大きなナベを持って、リアのもとに行く。
「あっ…終わったんだ、んじゃ、これ全部、そのなべに入れてくれる」
ルリは、木箱の上に切られた根菜を、大きなナベに入れて行く。
「んーと……7分目ぐらい水を入れて………」
と、魔法で水を入れ、火にかける。
ちなみに、火はルリが出したモノだった。
ルリいわく、いちいち薪とか魔石でやるのが面倒くさいだそうな。
なんであれ、ルリが大きなナベを見てくれるらしいので、セシリアは次の作業へと移る。
砂漠では、たとえ汚れた水でも貴重だという認識が薄いセシリアの行動に、ジッと軍馬達は見ていたのだ。
それが、味付きならなおのコトと、虎視眈々としていたのは、そういう常識に疎いセシリアにはわからないコトだった。
ちなみに、手を洗って捨てた水は、ちゃっかりと交代でキャッチして飲んでいた軍馬達だった。
そんな砂漠の常識など知らないセシリアは、すっぱくて硬い、食感がジャリジャリする、文字通り青い果実を手に取る。
コレって、色は真っ青なんだけど、キウイフルーツに似ているんだよねぇ
お肉を薄く切って、擦ったのまぶしたら柔らかく食べれそうだよね
セシリアは、木で出来た大きなボールに青い果実3つほどを、すり入れた。
ちなみに、真っ青な硬い果実は、ひとつの大きさが、大き目の文旦ほどあった。
3つを擦り終わったところに、レオとグリフォンの雛にご飯を食べさせ終わったグレンが戻って来た。
「あっ…グレン…お帰りぃ~…食べさせ終わったぁ?」
「ああ、両方とも馬車の中に寝かせて来たぞ…腹がいっぱいになったら直ぐ寝たわ」
そう言いながら、グレンはまだ塊りのままの肉を見て言う。
「この肉はどういう風に切ったら良いんだ?……指示してくれれば切るぞ」
その言葉に、どうやってきろうかなぁ~と考えていたセシリアは、にっこりと笑う。
「あっ…それじゃあ……グレンノ親指の太さぐらいで切って欲しいなぁ……」
あっついステーキも捨てがたいけど、ここは手頃な厚さで焼いてみたいじゃない
食べてみて、今後はもう少し厚くとか薄くとかって決めれば良いしね
「取り敢えず、そしたら、お肉の表面を軽く細かく刃で叩いて欲しいな……あっ…ざっくりとは切らないでね……表面を薄く満遍なくね」
「了解」
グレンは、リアが持って来た塊り肉の半分を、言われた通りに切る。
それから、振り返って聞く。
「一応、半分は指示のとおりに切ったぞ………全部、切っちまっていいのか?」
ステーキ用に切られた肉を、すりおろした中へと沈める。
「んー……もう半分は、ステーキ用でいいかな?残りは、大振りのサイコロにしてくれるかな……軽く焼いてスープの中に入れるから………あっと…残りのお肉とかは?」
グレンが肉をスライスし、表面を細かく叩くのを見ながら質問する。
「さっき、ルリが来て壷に入れて、時止めとかいうやつをかけてたぞ……ほい、終わったぞ」
グレンて、本当にイッケメンだよねぇ……一緒にいるとまぶしいくらいだよ
でも、まっ……美人は3日で飽きるって言葉あるしねぇ………
そのうち、グレンも見慣れて……普通に見れるようになるかな?
まだ…ちょっと直視はキツいかも………声の方は、短期間でだいぶ慣れたみたいだし
「うん…ありがとう………んじゃ残りはサイコロにしてね」
そう言って、ステーキ用の肉を受け取り、先に浸けた肉の下へと沈み込ませる。
「サイコロきりも、出来たぞ」
こっちでも、サイコロとか通用するんだよねぇ………
前世の言葉とか物とか、けっこう同じ物が多いんで助かるわ
香辛料も、ほぼ同じモノだしね
取り敢えず、サイコロ切りした肉は、フライパンで表面を焼いて………
あとは、スープにドボンしよっと
煮込めば美味しいし、この世界は魔法があるから便利だわぁ~………
はぁ~…良いわぁ~……スローライフっぽいの最高
安心して食べられるご飯は最高よ
もう少しで、美味しい具だくさんスープとやわらかステーキができるわねぇ……
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