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悪役令嬢?当て馬?モブ?  作者: ブラックベリィ
29/55

0028★猫型の魔獣の幼体の名前が決まりました


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


本日もこのあと二回更新予定してます。


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 あははは………ネコマタって呼ばれていた、マンガの中の猫のルリもアレだけど

 こっちは、猫型の魔獣だから……更にグレードが各段に上よねぇ………


 あっ……と、ルリにも訂正しておかないとね『マスター』呼びが定着する前に


 「あと、ルリもマスター…じゃなく、リアって呼んで欲しいわ」


 セシリアの言葉に、ルリはあっさりと応える。


 「了解だよ、リア……それと、その腕に抱えてている幼体……アタシと同種族の子供じゃないかい……珍しいわねぇ……」


 そう言って、セシリアの腕から猫型の魔獣の幼体をの襟首を、ヒョイッと持って摘まみ上げる。


 「う~ん……もう、絶滅したと思っていたけどねぇ……アタシ以外の…生き残りがいるなんてねぇ……アタシの番の雄も、腹に子供を残して寿命で逝っちまったからねぇ……」


 首筋を持たれ、ルリにマジマジと観察される猫型の魔獣の幼体は、ネコダマ状態で固まっていた。


 「ふふふふ……まだまだ弱いけど…アタシの腹の子達の番に良いかもねぇ……鍛えてやるよ…強い雄になれるようにねぇ………」


 ご機嫌なルリに襟首を捕まれてぷら~んとしている猫型の魔獣の幼体に手を伸ばして、セシリアは言う。


 「ルリ…取り敢えず、今は私の癒しだから…抱っこさせて………」


 猫型の魔獣の幼体に手を伸ばすセシリアの側をソッと離れたユナは、疲れている身体を休めるコトができるようにと、買い込まれていた魔獣のラグを敷いて、クッションを用意する。


 勿論、ユナはセシリアの身体が、ルリの尻尾でしっかりと支えられているのを確認してから離れたコトは言うまでもない。


 準備が終わったユナは、セシリアを振り返って声をかける。


 「リアお姉ちゃん、こっちに来て休んだ方が良いよ」


 ユナの言葉に振り返ったセシリアは、そこに用意されたモノを見てふわっと微笑う。


 「ありがとう、ユナ」


 「んじゃ…移動しようか……身体をアタシの尻尾で支えてやるから大丈夫だよ」


 「うん、ありがとう、ルリ」


 腕に取り戻した猫型の魔獣の幼体を抱っこしなおしながら、ユナが用意してくれた場所へと移動する。


 ラグに座り、クッションに寄りかかると、自分が疲れているコトを自覚する。


 あははは………無理しているコトは理解ッているつもりだったけどねぇ

 思っていた以上に疲れていたみたいだわ……はぁ~……


 取り敢えず、大国ゼフィランスに向かってとは言ったけど

 ……あっ…動き出した……はぁ~…なんでかなぁ?


 平和なスローライフが遠のいてる気がするんだけど………

 考えないといけないコトが多過ぎて……はぁ~…


 取り敢えず、あと名前が無いのは、この腕の中に居る子かな?

 あの4頭の軍馬には、名前あったようだから、後で確認ね


 馬車が動いている間は、書類なんて確認できないから………

 それより、この子の名前…なんにしようかしらねぇ……


 馬車が動き出した振動を感じて、セシリアはこころからホッとするのを感じた。


 とにもかくにも、アゼリア王国の近隣諸国からは逃げないとね

 どの程度の範囲まで、あの王と王妃と神官長の力がおよんでいるのかしら?


 たしかに、国としては、周辺国と変わらないような小国なんだけど……

 私と龍帝陛下に、割られて埋められていた魔封石を考えると……うん不気味だわ


 いや、私の鳩尾に魔封石を埋めた…正体不明の大魔導師…

 姿かたちがぼやけて……はっきりとその姿が思い出せないわ


 大魔導師とか言っていたらしいけど……

 アレが黒幕なら……活動範囲もわからないし


 マジで、手の打ちようがないんだけど………じゃない

 今は、この子の名前を考えないとねぇ……ふふふふ


 「さーて……この子の名前はどうしようかしらねぇ~…被毛はふっさふさだけど……ちょっと豹紋みたいな模様があるのよねぇ……」


 まんまレオパード……んぅ~……レオン…は、人族に多い名前なのよねぇ

 安直だけど…レオパードからとって、レオあたりが良いかしら?

 やっぱり……ここは、呼びやすい名前のが良いと思うしねぇ………


 「ふふふふ……キミの名前は今日から、レオよ……大きく元気に育って、強くなってねぇ……そして、ルリのお腹の子達と番に慣れたら良いわねぇ」


 セシリアは自分の腕の中で安心してスヤスヤと眠る子にレオと名付けた。

 その瞬間、やはり優しい光りがふわりと輝いて、レオの全身を包み込む。








続きが気になっていただけたら、ぜひブックマークや評価をしていただけると励みになります。

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