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悪役令嬢?当て馬?モブ?  作者: ブラックベリィ
25/55

0024★本当に、ユナは癒しです


作者は豆腐メンタルなので、石は投げないでやってください。

設定はユルユルガバガハなので、突っ込みはしないで下さい。

感想は受け付けていません。(すぐにへこたれて書けなくなるのでゴメンナサイ)


主人公は、かなりマイペースです。

生活環境が最悪だったため、この世界の常識はほとんどありません。




 ユナが手に取るのをためらわないように、セシリアは干した果物のカケラをポイッと口に入れてから思い出す。


 あらあら……干し肉と干した果物は出したけど、お水を出していなかったわ

 そういえば、木でできた器は買ったはずだから、魔法で水を入れれば良いわね


 一応、水も樽で買ってはあるけど……なんか飲む気しないわ

 取り敢えず、全員に器ね…ン……あれ?……ひとり……じゃなくて1頭?足りない

 あの幼体の猫型の魔獣ちゃんは何処かしら?


 その事実に気付いてて、セシリアはキョロキョロしながらその姿を探す。


 「リアお姉ちゃんどうしたの?…何か探しているの?」


 ユナに聞かれて、セシリアはハッとする、目の前に聞ける相手がいるという事実に。


 「うん…ほら…猫型の魔獣の幼体いたでしょ…何処に行っちゃったのかなって思ってね……姿が見えないから………」


 セシリアの言葉に、ユナは頷く。


 「ああ…あの子なら、あそこにある木箱の中で寝ているよぉ……」


 と、中に半分ほど布が入ってた箱を指さす。

 それは、4頭の軍馬にかけてあげる為に買った厚地の丈夫な布が入っている箱だった。


 大きさてきに、幼体の猫型の魔獣の子が伸びて寝ても余裕のある箱だった。

 そして、よく見れば、その箱の蓋がケロンっと側に落ちていた。


 どうやら、開けて中に入ったらしい。

 セシリアは、行儀が悪いと思いつつ、もうひとカケラの干した果物を口に入れてから、ソッと立ち上がり、ユナが指さした箱へと向かう。


 静かに箱の中を覗き込めば、中では幼体の猫型の魔獣が無意識のエアーモミモミをしながら、ぐっすりと眠っていた。


 はぁ~…これはこれで可愛いわぁ……ユナの可愛さとも別で癒されるわ

 きっと、この子も攫われて、親から引き離された子なんでしょうねぇ………


 愛らしい幼体の猫型の魔獣の姿に、クスッと声も無く微笑ってから、セシリアは木で出来た器を幾つか別の箱から取り出して、魔法で水を注ぐ。


 それを、猫型の魔獣の前とグレンの前に置き、ユナの元に戻って、木のカップに水を入れて手渡す。


 「干したモノだから、喉渇くでしょ…お水しかないけどね…足りなかったら言ってね」


 手渡された木のカップには、綺麗な水がなみなみとしていた。

 ユナは、コクンッと頷いてから、コクコクと水を飲む。


 「はぁー……うわぁ…このお水、美味しいぃ~……それに、冷たい……」


 不思議そうに小首を傾げるユナに、セシリアはクスッと微笑って言う。


 「ふふふふ……魔法で出したお水だからねぇ…ちょっと冷たくしたのよ…ぬるいのは美味しくないもの」


 そう言いながら、どうやら飲み干してしまったらしいユナの木のカップに、指先をちょっとあてて、新たな水を入れる。


 ちなみに、まだ魔法を使い慣れていない為、失敗すると溢れる危険があるセシリアだったりする。

 指定をちゃんとしないと、魔力の制御が甘くなるセイだったりするが、そのコトに気付いたのは、ロマリス王国の防護壁を出る少し前だったりする。


 「はい…もういっぱいね……それで、今困っている相談事はね……あの子達のことなのよ」


 そう言ってセシリアは、猫型の魔獣とグレンを指さす。

 指さした方へと顔を向けたユナが、ポツリと言う。


 「あのお兄ちゃんとね……大きな猫型の魔獣さん……なんか変だよねぇ……なんかふわふわぁ~って、繋がっているし………」


 ユナの言葉に、セシリアは小首を傾げる。


 変って言うのは理解るけど……ふわふわぁ~って………何かな?

 繋がっているって…………うん?……繋がっているのが見えているの?


 あっ…いや、それだと……視えているかな?

 って、えっ?ええっ?……まだちゃんと繋がっているってコトなの?


 魂?と身体、切り離されていないってコト?

 えっ…もしかして、意外と簡単に戻せたりするかも知れないってコト?


 じゃなくて……視てみれば良いのよねぇ………

 どういう状態かを確認すれば、意外と簡単に何か道が視えるかも………


 ユナの言葉で、その可能性に気付いたセシリアは、魔力を両目に込めて、ついでに、ピアス型魔導具にも魔力を込めて、グレンと猫型の魔獣を視て視る。


 あははは………確かに、なんかモヤっとしたモノがひとりと1頭の間に繋がっているわ

 あのモヤモヤしたのって、前世で言うところのオーラ?ってヤツかしら?


 だいぶ不安定な形しているわねぇ……物凄くいびつだわ

 それも2種類のオーラ?が混ざりながら………


 と、視えたモノにびっくりしている間に、魔力を込めて起動させたピアス型の魔道具が稼働してピロ~ンッ…………ピッピッピッ…………という音が耳元で響く。

 同時に、鑑定対象の情報が現れる。


 グレン(仮)

 リアの奴隷

 呪術師の実験体だった者

 状態:呪い(重)

 猫型の魔獣と魂の交換されている

 とても不安定(危険な状態)

 長期間の飢餓により重度の衰弱

 !#$§の%ε*子


 猫型の魔獣(成体:妊娠中) 

 リアの従魔

 呪術師の実験体だった魔獣

 状態:呪い(重)

 人族の魂と交換されている

 かなり不安定(危険な状態)

 長期間の飢餓により重度の衰弱

 ΨΘζ§ЖЮの森*§∀Е


 あははは………どうやら、身体の持ち主と魂の持ち主は、正解を引けたようだわ

 ただ、文字化けしているところあるのよねぇ………じゃないでしょっ………


 現実逃避しちゃダメよっ………猫型の魔獣ちゃんてば、妊娠中なの?

 中身って男性だよねぇ………そりゃ…気も狂いそうだよね


 人族と身体交換された猫型の魔獣の方だって、自分のお腹の子供が心配で心配でだよね

 はぁ~……マジで…なにしてくれちゃっているんです…だわね


 沈黙するセシリアに、心配になったユナは、ソッとフード付きマントを握って、軽く引きながら問い掛ける。


 「リアお姉ちゃん……リアお姉ちゃん……大丈夫?それで、どうしたの?」


 ユナのか細い心配そうな声に、セシリアはハッとする。

 自分を心配そうな瞳と出合い、身体の力がスッと抜ける。


 はぁ~…本当に、ユナは癒しだわぁ……

 怒りで我を忘れる……みたいな状態にならずにすんだわ


 取り敢えず、このピアス型の鑑定魔道具のおかげで、わかったコトもあったしね

 収穫は大きいわ………はぁ~…どうしたら良いのかしらねぇ…… 

 







続きが気になっていただけたら、ぜひブックマークや評価をしていただけると励みになります。

よろしくお願いします。


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