表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エースはまだ自分の限界を知らない ~白い軌跡~  作者: 草野猫彦
断章 上杉の夏 白富東選抜メンバー甲子園へ行く
127/298

SP2 甲子園があるのは大阪ちゃうんやで~

 甲子園。全高校球児たちにとっての聖地! ……などと言ったら、軟式野球の人々に怒られるであろうか。

 真夏の酷暑の中、まだ未成年である高校生に、過密日程で過酷な試合をさせる恐怖の舞台。

 過去にこの場にて、限界を超えたプレイをして選手生命を絶たれた者は多く、特に投手にそれが顕著である。

 全ては甲子園のためにという価値観の下、多くの未成年の人生が歪められ、人権は蹂躙され、その放送利権はとてつもなく大きいものにもかかわらず、主役である選手たちに還元されるものはない。


 アマチュアスポーツとしては明らかに異常であり、実際に昔は大学野球なども、甲子園やプロ野球とはまた別の価値を持っていた。

 むしろプロ野球の人気は、大学野球に劣るとさえ言われていた時代もあったのだ。野球ばかりしているような人間は、頭の方は疎かだろうという思想があったのかもしれない。

「将来は法曹に携わろうとしている人間からすると、これは未成年の人権に抵触するレベルのものだと思います」

 直史は特に得意そうでもなく、ただ淡々と言っていた。その甲子園の大舞台の、入場行進を眺めながら。

「そうですね、アメリカのスポーツでは大学の大会が盛り上がるものも多いですが、高校でここまでというのはありませんね。選手の人権が侵害されているというのも分かります」

 マジメにそれに返すセイバーであったが、彼女の見てきたアメリカのアマチュアスポーツと比べても、日本の高校野球は異常である。

 公共放送が全試合を放送し、全都道府県から代表が集まり、たった一つの球場で大会が行われる。

 投手の連投制限や球数制限にしても、MLBのシリーズを比較にするのもなんだが、あまりにも過酷過ぎる。

 ラグビーの花園やサッカーの国立競技場と比べても、動員観客数などは桁違いだ。


 経済的に与える影響や、甲子園を中心として経営を考える学校の存在など、セイバーの目から見て健全とは思えない。

 御題目になっているスポーツマンシップや健全性などは、実際に問題に対応したセイバーからしたら官僚の答弁にも似た偽善性を感じさせる。

 そもそも彼女が本当に手段を選ばなければ、甲子園に来るのは簡単であった。

 勇名館の野球部員を、適当に犯罪に巻き込めば良かったのだ。

 マスコミに手を伸ばせば、事件の揉み消しが難しくなっているこのご時勢、情報はあっという間に拡散し、出場辞退となっていただろう。

 そしたら千葉県代表は、自然と繰り上がりで白富東となってしまう。


 もちろん甲子園出場というのは、そういう手段でかなえては目的が変わるので、実際に行うことはない。

 ただ調べていくうちに、トーナメント戦を勝ち抜く手段という以上に、高校野球の持つバックボーンのあまりの黒さに、嫌悪感を覚えたのは事実である。

 一部の野球強豪校の生徒達の鍛え方は、まるで軍隊だ。と言えば軍隊に失礼だろう。

 これでも今はまだマシになっているようだが、過去には練習中に死亡事故もあり、現在も間接的に死者を出している事実がある。

 そして甲子園出場まではともかく、全国制覇に至るのは、そういった過酷な練習を課している学校が多い。


 セイバーが求めているのは、勝率を高めるためのロジックではなく、短期決戦を制するためのロジックだ。

 それは確かに現在の結果を出しているやり方も、一つの手段ではあるのだろう。

 だが結局それは、金満球団が金に任せて戦力を整えるのと変わらない。


 ここに、偶然揃ってしまった才能に、莫大な資金を背景とした、高度なトレーニングをつける環境が整ってしまいつつある。

 そういったチームが全国制覇を達成できるなら、セイバーの求めているものに合致するのではなかろうか。

(出来れば単なる全国制覇ではなく、連続した全国制覇が望ましいですが)

 ジン以上に貪欲な結果を求める彼女は、頭の中で様々な計算を行っていた。




 甲子園観戦初日。

 一行はとりあえず荷物を持ったまま、甲子園球場になんの感慨もなく入った。

「いや、何度見ても選手宣誓は笑えるな」

「手塚さんならどう言います?」

「え、俺?」

 手塚はわずかに考えたが

「普通にやろう、としか言いようがないよな」

 なるほど、彼らしい、つまり白富東らしい言葉である。


 セイバーから見ても、白富東の強さは、実はそのマインド、メンタルにあると思う。

 甲子園に人生の全てを賭けてしまうような人間は、強いようで弱い。

 彼女はアメリカで野球に限らず、成功した天才を見ているが、日本の高校野球と比べて一番違うと思うのは、彼らがそれにのめりこんでいるかどうかだと思う。


 もちろん全ての人間は、集中することによってその分野で成功する。

 だがその集中力が、天性のものか後天性のものか、そして環境によって育まれたものか、強制的に鍛えられたかで決まる。

 白富東には、彼女の目から見ても才能のある選手がいる。

 大介が強打者であることを疑う者は、少なくとも千葉県には誰もいない。そして直史だ。

 よく彼は、球速以外の全てを持っていると言われるが、彼ほどのメンタルを有した人間は見たことがない。

 メジャーの職人系の選手の中には似たような者がいないでもなかったが、彼女の知っているスポーツ選手の中では……意外なことに、元NBAのデニス・ロッドマンを思わせるところがある。もちろん行動は正反対だが。


 部員四人とセイバー、そして普段は通訳をしている早乙女が、宿に荷物を置いて向かう先。

 それは彼らにとっては最も意識すべき敵ではあるが、同時に親しくもある関係のチームだ。

「それにしても、どうして早乙女さんまでいるんだろ?」

「なんかセイバーさんの秘書もメインでしてるらしいからな」

「そいや、何処で知り合ったとか聞いてないな」


 


 タクシーで向かった先のグランドでは、甲子園を賭けた決勝で対戦した、勇名館が練習をしていた。

 セイバーと勇名館の古賀監督が話し、その間にグランドに招かれた部員達は、死闘を繰り広げた対戦相手とお喋りなどしていた。

「どうでした? 甲子園」

 ジンが話しているのは吉村であった。

「ん~、武者震いって言うか? うちはゴルゴとクロちゃんがこれで最後だから、来れて良かったとは思ったよ」

 吉村はリラックスしているようだ。体のキレも悪くない。

「三年は最後ですからね」

「いや、単純に次のセンバツと来年の夏は難しいからさ」


 吉村は強気で俺様なところはあるが、戦力分析が出来ないバカではない。

「お前ら主力が丸々残ってるだろ? うちはキャッチャーがなあ」

 あまり遠慮せず大きな声で言うので、当のキャッチャーに丸聞こえである。

 苦笑する二年キャッチャー。吉村は溜め息をつく。

「本物のキャッチャーじゃないんだよ。コンバートされたやつだから。来年の一年にそこそこいいのはいるみたいだけど、お前ぐらいのやつじゃないだろうし」

 良い投手に認められるというのは、捕手にとっての最大の喜びの一つである。

「勇名館は候補に入ってましたよ。あと東雲も。ただ将来的に考えると、学力の高い学校に行きたかったんですよ」

「まあうちの野球部はバカ多いけど、将来ってプロ目指してんの?」

 ここでジンはまた、己の将来について語る。

「大学かあ。俺はもうプロ目指すつもりだけど、ゴルゴは大学行くみたいだしな。クロちゃんは甲子園で目立たないと、上位指名は厳しいだろうし」


 プロ野球。ジンの父が目指して、果たせなかったもの。

 甲子園とはまた違った、野球少年たちの夢であろう。

「ぶっちゃけお前、選手としてのプロは難しいかもしれないけど、練習用のキャッチャーなら普通に球団職員になれない?」

 練習に参加するのみのキャッチャーは、ちゃんと給料が出る。選手としての成績が求められるわけでもないので、引退するまでの期間は長い。何より再就職先に困らない。

「そういうのもありかもしれないけど、やっぱ指導者になりたかったんですよね。俺のシニア時代の監督は良かったんですけど、リトル時代のやつがすんげーバカで」

「ああ、そういうこともあるのか」


 吉村は納得した。

 中学生の頃、当然ながらピッチャー志望であった吉村だが、あまりにノーコンであったため、足と肩を活かした外野にコンバートされかけた経験がある。

 バカな監督やコーチは、敵よりも恐ろしい。ある程度の素質を持つ選手が、特に初期に感じるものだ。

「それじゃあ後でトシちゃん、ってのはうちの監督なんだけど、話していけば? そっちの監督はかなり特殊だし」

「あ、嬉しいですね」




 そして手塚と直史、大介は主に黒田と東郷と会話していた。

「肘はもう大丈夫なのか?」

 まず黒田が心配したのは、直史の肘のことであった。

 決勝の最後の一球で故障したとは人伝に聞いていた。

「ええ、まあもともとちょっとした炎症程度だったんで」

 ほっとする黒田である。敵同士であった時はともかく、一人の選手としてみた場合、これほどの才能が失われるのは惜しい。

「じゃあまたプロで対戦するかもしれないな。俺がちゃんとドラフトで指名される必要があるけど」

 黒田としては、直史にはどこかでリベンジしたかった。

 決勝での成績は、結局全打席三振であったのだ。

「いや、俺はプロには行かないですけど」

『なんで!?』

 黒田と東郷の声がハモった。


 何度これと似たやりとりが繰り返されただろう。

「俺はやるとしても大学までです。大学も勉強優先しますから」

「なんで? ひょっとして親父の会社を継がないといけないとか?」

 黒田が微妙なネタを突っ込んでくるが、直史には伝わらない。

「まあ長男ってことのもありますけど、単にプロに興味がないし、やりたいことが他にあるんです」

「やりたいことって?」

 大学には行くつもりの東郷には少し興味がある。

「法曹の国家試験を通って、弁護士になるつもりです」

『弁護士ぃっ!?』

 またも声がハモった。


 既に今から勉強を開始しているという直史の言葉に、驚愕の三年生二人である。

 文武両道を謳い、勉強でもテストの赤点は避けさせるために補習を行う高校はある。

 しかしながら……本人が学業優先と言って、それで甲子園を目指すというのは、ない。ありえない。

 確かに東大出身のプロ野球選手などもいないわけではないが、ガチで学問を最優先にするなら、確かにプロはありえないだろう。

 野球が嫌いなわけではなさそうだが、それに全てを賭けてはいない。

 ほとんど才能だけであの投球が出来たのかと、黒田は唖然とした気持ちになる。

 被安打三、四死球二、自責点一、奪三振18。

 それが直史の、敗北した決勝戦での内容だ。普通なら負ける数字ではない。


「なあ佐藤」


 だから、もう二度と勝負する機会はないかもしれない。

「俺とここで、勝負してくれないか?」

「嫌です」

 黒田の必死の懇願は、にべもなく一蹴された。




 え、ここは空気を読んで対決場面じゃないのと、東郷もだが味方の手塚や大介も思った。

「まだ肘が痛むのか?」

「まあ、一応まだ安静の期間ではありますし、全力を出せない投手と対戦しても、意味がないでしょう?」

 確かに、正論である。

「スルーは投げられないのか?」

「決勝から一度も投げていません」


 魔球スルー。マスコミにも広がったその変化球を、古賀はジャイロボールだと説明していたし、理論的には正しいのだろう。

 しかし理論的に説明出来るにもかかわらず、他に投げようと試す者はいない。

「そうか、無理か……」

「肩を作る程度の球速で良ければ投げましょうか?」

「頼む!」

 割とサービスのいい直史であった。


 スパイクもなく、ウォーミングアップもろくにない。

 それでも直史は10球投げて自分の体の状態を把握すると、ぴたりとセットで構えた。

 そしてキャッチャーボックスには東郷。

 直史の球を、正確にはスルーを、一度は捕ってみたかった。

 他の誰も投げられない、黒田を三振に仕留めた、キャッチャーも捕れなかったほどの球。

 これを捕らずして、何がキャッチャーか。


 グランドが静まり返る。

 甲子園出場校の練習を見に来ていた、観客や取材陣も息を飲む。

 予選とは言え、そして参考記録とは言え、七回までをパーフェクトピッチングに抑えた投手。

 勇名館と白富東の決勝は、地方大会の決勝としては、今年最高の一戦だったとさえ言われている。

 実際に全国紙にも載ったものだ。




「でもスパイクも履いてへんで。グラブははめてるけど」

「変化球投手って言われとったけど……それで18個の三振は取れへんよな?」

「そもそも故障してたとかネットには書かれてたけど」

「え、それ知らん。どこ情報や?」

「いや、普通に大会直後の見に行った人の書き込みで、腕吊ってたとかあったから」

「故障やなくて怪我かな? まあ投げるってことはさすがに軽いものやったんやろ」

「投球練習自体は、まあ普通やんな」


 熱心な高校野球の追っかけは、そうやって情報交換などをしていく。

「スルーって球やろ? 実際どんなんなんやろ」

「テレビ見た限りでは、スプリットか縦スラやと思うんやけどな」

「振り遅れが多いってことは、高速のスプリット?」

「いや、スプリットがそもそも速い球やん」


 魔球。それはある意味、高校野球ファンのみならず、全て野球ファンの夢。

 誰だって見たい。俺だって見たい。そういうものだ。




 一打席勝負。

 キャッチャーがジンではないので、基本的に直史が配球を組み立てる。

 そして直史としては、もう二度と対戦しないであろう黒田相手なら、サービスのしようもあるものだ。


 初球からいきなりスルー。

 黒田はそれをファウルチップ。やはり球のキレ自体が戻っていない。

 だが軸は正しく、回転もかかっている。


 第二球。

 直史の体が沈みこんだ。

 アンダースローからの、フェザーカーブ。

 横から見ている分には、ものすごく遅いスローカーブに見える。

 県大会で一度見た限りではあったが、今度は手が出る。ファウルで逃げる。


 三球目はチェンジアップ。セオリーどおりに外角へ外し、打者の目を遅さに誘導する。

 そして第四球。

 スルー。あの日打てなかった球。

 黒田は鋭く打ち返したが、それは直史のミットに収まっていた。




 ほとんど激励と見学だけになったが、なかなか面白いものであった。

 東雲や帝都一との練習でも思ったが、レベルの高い者はやはり、何か突出したものがある。

 色々と感じるものはあったが、直史はひたすら考え込んでいる。

 同じ車内には大介とジンが乗っていて、勇名館について話していた。


 帰り際に黒田は言っていた。あの日の試合、本当に勝ったなどとは思っていないと。

 だからせめて、全国で二番に強いチームにはなってみせると。

「ジンの予想だとどこまで行けると思う?」

 大介としては普通に、同じ県の代表として、出来るだけ上にまで勝ち残って欲しい。

「そりゃ対戦相手によるけど、ベスト8の力はあるかあ」


 甲子園にはシードがない。

 優勝候補同士が一回戦から争うこともあり、実際に明日は、優勝候補の春日山と、帝都一の試合がある。珍しく厳しい組み合わせだ。

 春には帝都一のBチームに白富東は負けており、同じ春日山はベストメンバーで、帝都一のAチームに僅差で敗北している。

 どちらも確実にベスト8の力があるにもかかわらず、どちらかが一回戦で負ける。それが甲子園だ。

「そいや明日の試合だと、どっちが勝つかな」

 どちらとも対戦成績がある白富東。もっとも春日山と戦った時は、ピッチャーが上杉弟に代わっていたのだが。


 選手層ではやはり、まだ帝都一の方が上だと、ジンは思う。

「春日山だろ」

 直史は断言した。

「なんで?」

 ジンは確定出来ない。


 春日山の上杉兄は、確かに化け物であるが、センバツ後の春は調子を落としていた。

 夏の予選にはまた化物振りを発揮していたが、弟と仲良く登板イニングを分け合っている。

「そりゃ、一回戦なら本気で投げても、次まで休めるだろ」

「ああ、消耗してない状態で当たれるわけか」

 直史の説明には、ジンも納得である。

 これが決勝とかであれば、また話は違ってくるのだろうが。


「それで、ナオは何考えてたのさ」

「うん、スルーをもっと、上手く使えないかって」

「そりゃお前、あのデキなら打たれるだろう。


 ここ数日、直史はゆったりとしたシャドウから投球を再開している。

 はっきり言って黒田に投げたのは、プロには行かないと決めている直史の、彼独特の義理の通し方でしかない。

 しかしそれが打たれたことによって、己の技術の進化を考えるあたり、この男の思考ははかりづらい。

「もう一つ、何かほしいな」

「欲張りなヤツだな。自分しか投げられない魔球を持っていて、文句なしに全国屈指の投手が、まだ上を目指すかね」

「誰だって上は目指すだろ。大介だって全打席ホームラン打てるように、ずっと考えてるんじゃないか?

「まーな。つか最近は、どうやって勝負をさせるかを考えてるけど」


 これである。

 ジンも野球が好きだ。上手くなりたいとは常に思っている。

 だがこの二人は、それは前提の上で、何かを考えている。

「スルーの改良」

 だからジンも、全力でそれに協力する。

 彼は、直史と組んでバッテリーなのだから。

「スルー自体にまだ、欠点と弱点があるからな。そこをどうにかする方向でどうだろう?」

 考え込む直史である。

「ま、とりあえず明日の試合は楽しもうぜ。公式戦で生上杉を見れるわけだし」

 それは大介には重要なことだ。


 現在の高校野球において、一番の投手は誰か。

 この質問をすれば100人中100人が、上杉の名前を挙げるだろう。

 そしてこの質問の答えは、二年前からずっと変わっていない。

 帝都一との試合で見せた、調整期間ではない上杉。

 珍しく直史も、それを楽しみにしていた。

次話「軍神 上杉」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ