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第9話 ご立派様はマシュマロみたいに柔らかかったです、まる。

昔とった何気ない行動が現在進行形で悩ましの種になっていく。

にんげんしゃかいではよくあること

・・・(゜ω゜;)(-ω-;)(゜ω゜;)(-ω-;)ウ・・・ウンウン・・・

落ち着いたヴェルさんは早速、コダマから服をもらいに行く。

ローブは俺がもらうことにした。

俺が着てもかなりだぶつき、生地も厚いので夜に便利だった。

コダマにはなぜか懐かれているらしく、必要なものがあったら持っていくようにと、ジェスチャーで促された。


せっかくなので元の服とショルダーバッグを入れるための某格闘家が諸国漫遊する際に背負っていそうな大きめのズタ袋とだぶつきを抑える腰ひも、ブーツ、水袋をもらった。

貰い過ぎも悪いと思い、似た葉があったので笹舟を教えてみる。

大喜びで数人が乗り込んで川に流されてはエッサホッサと船を運んで戻ってきてまた流されるを繰り返していた。


ここまでくれば確信する、どうやらコダマたちは娯楽に飢えていたようだ。

きっとここに来てコダマたちと交流を持とうとする人間が少ないのだろう。


……まさか、


「ヴェルさん、もしかしてコダマたちって人間には見えないの?」


木に開いた穴の中で着替えているヴェルさんは「そんなことはない」と答えて、こう続ける。


「だが積極的に人族の前に姿を見せようとはしないぞ、例外を除いて人族に関わると精霊たちは碌な目に合わないからな」


「俺の前に姿を現していたのは?」


「スズキは無害だと思ったのではないか? 人としては脆弱だろ、貴様」


返す言葉もない。


「あとはあれだシャークだったか? 変すぎて精霊たちの興味を惹いたんだろう」


「好奇心を刺激したとかそういうこと?」


「たぶんな……よしできた!」


ヴェルさんが顔を出す。

ポニーテールに髪をまとめ、ホットパンツに、おへそ部分丸出しの革のノースリーブ。

外套は羽織っているものの、恰好がかなり扇情的だ……。


「夜とか寒いっすよ、その恰好……」


「そのための外套、あとそのためのスズキだ」


「……え、なんだって?」


「抱き着いて寝れば問題ないだろ?」


……俺は聞き返して、自分がやらかしたことに気づいた。

モフリたい欲全開で抱き着いて寝ていたのは失敗だった。

というかまさかそういった知識的なものがないのヴェルさん!?


あ、いや500年も生きていてそれはない。

……うん、それはない、と信じたい。


クールになれ、クールになるんだ、佐藤須々岐……。


「……ヴェルさんや、説明を求む」


「今まで誰かと一緒にくっついて寝るなんてことをしたことなかったからな、あれいいな! 心までポカポカする!」


ズドキューン!


というオノマトペが心臓を打ち抜いてきた、様な気がした。


ヴェルさんすっごい笑顔、超笑顔!

これはあれだ、断ると悲しむし、理由を説明するとお互い気まずくなる!


とりあえずOK、OKだ。

理解できたぞ。


これ絶対家族認定されてるよね?

欲望ゼロであの発言してるよね!?

ついでに番的な対象として俺、見られていないよね?


まぁ確かに仕方ない。

そう仕方ない。


なにせ偉大なるヴェルフールさんはでかい狼、いやフェンリルだった。

そりゃあね、同じ種でもないのでね、対象として見られないのは仕方が無い。


……わかったよ。

俺、頑張って理性ですべてを抑え込むよ。

大丈夫、相手はイヌケモ! すっごい魅力だけど顔は狼で身体は毛むくじゃら、獣と変わらない!


「ん? 胸に何かついてるか? すまん、服なぞ着たことないからな、変なところがあったら教えてくれ」


……絶対大丈夫!!

徐々に○癖が歪みつつある本作のおっさん。

(゜ω゜)

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