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第12話 検索エンジンの本領発揮

ちょっとタイトルを変えたいと思う今日この頃。

しかし良い案は浮かばぬ……

( ˘•ω•˘ ).。oஇ

「だから全部です。あなたが生まれてから5感で感じたもの全てです」


「5感って……触覚や味覚、嗅覚もか?」


「主観によりがちなそれらも全てですね。同一のものに対して別の反応を示した際は統計を取ったり、種族別にして文章化します」


開いた口がふさがらなくなった。

ヴェルさんはよくわかっていなさげだ。


このイルカは本当に恐ろしいことを言った……と個人的には思っている。

ちょっと怖い……ので試してみよう。

イルカにとあるコミックスの適当なページを表示してと頼んでみた。

……出た。


「かわいい絵だな♪」


ヴェルさんのテンションが上がっている。


だが俺の顔はさぞかし青ざめていたことだろう。

俺はコミックスは見た記憶があるのだが、どのページに何が書いてあったかまでは記憶していなかった。

つ、次だ。


俺は1度だけネットサービスで見たクソ映画を流してほしいと頼んだ。

……流れた。


「な、なんだこれは?! ん……? なんだ? なんでそんな可愛いものを怖がってる? ん? んん?」


ヴェルさんが当惑した。

これはモンスターパニック物の映画なのだが、肝心のモンスターが何の脈略もなくぬいぐるみというチープさを突き抜けた低品質を誇る映画だ。

さらに環境映像に増長な歩いての会話シーンも標準装備だぜ!


「……無理やりテンション上げたけど、この杖やばい……」


流れた音声もきっとおれの耳を通して聞いた音だ。

途中雑音が入ったが、耳かきの音だとのこと。

あぁ、確かにつまんなくて、途中から耳かきしながら見てたわ。


「スケベDVDとかも流せますがどうします?」


「やめて!」


「なんだそのスケベDVDとは?」


「ヴェルさん、俺の恥ずかしい過去なので詮索しないで!!」


恥ずかしくはないが、ヴェルさんにお見せして良いものじゃない!


「そ、そうか……」


「ヴェルさんは狩りとお花と身だしなみ以外の知識は殆どないですからねぇ」


「えっ、ヴェルさん花が好きなの?!」


「しかも図体が大きかったから花畑があっても木陰からこそっと見ては微笑んだり悲しんだりしてるという乙女っぷり♪」


「な、ななな何故知ってる?!」


「あなたも私に触れたでしょう?」


ヴェルさんが何かしそうだったので羽交い絞めにして止める。


「離せ、スズキ! こ、こ奴を止めねば!!」


「ウェイト、ウェイト! ヴェルさん!! これは映像です! 実体がないので止めれません!」


「ならば杖を壊して!!」


「それはそれで俺が困る!!」


「あ~……地上の生物の攻撃には耐えれますけど、ヴェルさん半神だから、ちょっとそれは勘弁ですねぇ」


調子に乗りすぎました、とへらへらするイルカ。

ちょっとまて、


「まさかお前……神様に作られたとか、言わないよな?」


「おーさすが頭の回るサトウさん、その通り! これでも私、知恵の神メーテ様に作られた神器ですよ!」


おかしい性能だと思っていたら賢者の杖は神器でした。

妙に納得したけど、なんでこんなぶっ飛んだ性能の神器が地上にあるんだよ!!

杖にはそのほか『まとめ機能』というのがついています。

同一の事柄について最善の結果を導き出されるものが先に表示され、副産物は分岐表示されます。

簡単に例を言いますと。

とある動画を見る。

途中で耳かき+二度目に見たときは真剣に見る。

杖に記録されているのは耳かき音のしないそのままの動画。


となるわけです。

同じ動画を何度も見るとその精度が上がり、より、元動画に近い状態で杖に保存されます。


ここら辺は細かすぎるので説明は本文中では省きとうござます。

(`・∀・´)ゝ

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