第3話 神様、俺に行動力を
ボイラは実は天然キャラだったらしい・・・
「じゃ…じゃぁキティの家行こうよ!!」
固まった後、落ち込んでしまったキティをなんとか戻そうと俺は場所を変えるよう提案した。
「そうだな。ボイラの言う通りだ。俺の部屋は狭いし。」
あいちゃんも慌てて同意する。
「あ〜…今日はオイラの兄貴と姉貴がご在宅だぞ?!それでもかまわんのか?!」
キティのテンションはまだ低い…と言っても普通の人なら十分高い状態なんだけど。俺達は頷いてあいちゃんの家を出ることにした。
玄関の所でキティは唯子さんに「がんばってね!!」と言われていたが、面白いので見ていた。
そうして俺達はキティの家まで約10分の道のりを歩き始めた。
そう言えば、まだ誰も自己紹介してない…というか作者が「どうすれば良いかわからん」って嘆いてたから、ここでちょっくら自己紹介etc...
キティ (本名:高橋俊也) ハイテンションの申し子 のっぽ 童貞 オシャレメガネ愛好家
あいちゃん (本名:加勢愛斗) 男前 めんどくさがりや 喫煙愛好家 ク−ル 彼女有
ボイラ (本名:三浦大和) 童顔 チビッコ マイペ−ス 家は自営業
こんな感じです。そうこう言ってるうちにキティの家に着いた。
「相変わらずデッケェなぁ・・・」
あいちゃんが珍しくアホ顔で言った。キティの家は金持ちだ。家は豪邸っつうか城だ。貴族の城みたいな家に住んでいる。きっと並外れた金持ちだからこそ、こんな性格に育ったんだろう。可哀相に・・・(鼻笑)
「さぁ入りたまえ!!」
キティがドア(ライオン付き)を開けるとそこには・・・・・・山のようにキティちゃんがいた。
キティのお姉さまはキティちゃんマニアだ。そして並外れたヤンキ−でもある。
これがキティのあだ名の由来だ。
「数が多すぎて姉貴の部屋だけでは納まらなくなったのだ!!」
何故かキティは家に帰ると堂々としている。お坊ちゃまだから家では偉そうなのかもしれない。壁一面にはたくさんのキティちゃん。しかも等身大のばっかり。ぶっちゃけ怖い。ものすごく見られている気がする。なんで体重がリンゴ三個分のキティちゃんがこんなにデカイのだろう。
「俺の部屋に直行コ−スと森のくまさんコ−スとカモメの水兵さんコ−スどれがいい??」
意味不明だ。全くもってわからん。
「「直行コ−スで!!」」
基本的に金持ちの考えは恐ろしいのでおとなしく(むしろ普通)直行コ−スにした。
そうして俺達は「直行コ−ス」(手書き)と張り紙のあるエレベ−タ−に乗り込んだ。
「・・・・・・お前ハナワくんだな・・・・・・」
エレベ−タ−に乗るといきなりあいちゃんが呟いた。
ボケたのか?!感想か?!これはツッコムべきなのか?!キティがハナワくん・・・じゃぁあいちゃんは男前の大野くんあたりか・・・ってか俺は何だ?!ハマジ・・・いや藤木くん・・・むしろブ−太郎かブゥ?!
俺の心の葛藤をよそにエレベ−タ−は3階(キティの部屋)に到着した。
二人は平然とキティの部屋に向かう。俺はというと
「くそっ・・・ずばりそうでしょう!!!!ってツッコムべきだった・・・」
と後悔の嵐の荒波に揉まれながら
−これからは当たって砕ける精神でツッコミを−
そう心に誓ったのだった。
はい!!なんか進行遅くてすいません。。これでも精一杯生きてます(焦)宜しければ感想やご意見下さい。。日々精進いたしますので・・・お願いします。。。