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第2話 俺の周りはバカばかり

とある日曜日、あいちゃんの休息の邪魔をするものがありました。ありがた迷惑な訪問者は・・・

ピリリリリリリリ……

今日は日曜日。学校が休みで何も予定がない日曜は夕方まで寝る。あいちゃんは寝るのが大好きだ。目を開けているとダルイ。ハイテンションでバカなキティとも今日は関わらないで済む…と思っていたのに。

ピリリリリリリリ……

さっきから鳴りつづけている携帯電話。画面上にはハッキリ「キティ」の文字。

「…電話に出んわ……」

くだらないギャグを呟きながら、あいちゃんは自分の枕の下に携帯電話をしまいこんだ。つまり拒否だ。せっかくの休日をバカに台無しにされてはたまらない。

しかし、いっこうに鳴り止まない。あいちゃんはモソモソと携帯電話を取り出すと電話に出た。

「………はい」

あいちゃんが言うと受話器からは甲高い裏声が聞こえた。

「もしもし??あたしキティちゃん。今、あなたの家のドアの前にいるの。」

悪夢だ。あいちゃんは黙って電話を切った。だからバカは困る。いきなり家に来るのだから。

ピンポ〜ン チャイムが鳴る。それと同時に姉の玄関に向かう足音。

「はぁ〜い!!あら俊也君と大和君じゃん。愛斗の部屋わかるよね!!どうぞ!!」

姉は愛想良く二人を家に上げた。これだからイヤだ。あいちゃんの姉(唯子)はすごく美人だ。色んな人から羨ましがられる。しかし、弟の目から見れば美人だがキティ並みのバカだった。あいちゃんが寝ていることなど微塵も頭には無いだろう。

「はよっす!!俺からの電話を無視しようとするとは…無駄な抵抗だな!!」

勢い良く俺の部屋のドアを開けたキティは信じられないテンションだった。コイツの脳みそはゼリ−でできているに違いない。大和はニコニコと楽しそうに微笑んでいる。コイツの脳みそは花畑だ。

「…で、何か用件があるんだろうな??」

用件がなければぶっ飛ばす。いや、あってもぶっ飛ばすのだが…。

「そりゃそうだろうよ相棒!!」

相棒ではない、というツッコミはめんどくさいので黙って目をそらした。

大和を見ると、すっかりくつろいでいて、寝転んでマンガを読んでいた。

「大和…お前協調性無さすぎ…」

俺が言うと大和は一言

「一応話は聞いてるからイイだろぉ。」

と言った。いや、良くないと思う…がめんどくさいので放っておいた。

「なんだよ二人とも!!俺がせっかく良いこと考えたのにさぁ!!」

キティの思いつくことに良いことなんてあるはずがない。

「名づけて!!☆出会い系withアバンチュ−ル★in summer☆だ!!!!!!」

嗚呼、またバカが始まった。題名で理解できる。出会い系で一夜のアバンチュ−ルを過ごす計画だ。そんなことだろうと思った。

「俺は、この夏にチェリ−ボ−イを脱出する!!!!」

意気揚揚と片手を挙げたキティにボディブロ−が入った。しかも精神的に。

「俊也くん…まだチェリ−ボ−イだったんだ!!!!!!」

声の主は、あいちゃんの姉の唯子だ。唯子がクスリと笑ってジュ−スとケ−キを置いて部屋から出るまで、キティは固まったままだった。それを見たあいちゃんは

     「バカを静めるのに一番効くのはバカだ」

と悟ったのだった。

嗚呼これだから青春ってやつはさぁ!!!!!!!!!

はい!!すいません!!1話で作者もバカだって丸出し。。だって自分のHN間違ってんだもんよ。本当にバカでごめんなさい。。花想でカノンです。どうぞ改めてよろしくお願いします。はい…。

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