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心の手紙

作者: 告良 三月


出逢いは偶然でしたが、あなたは私に興味を持ってくれました。


たくさんの人の中から私を選んでくれました。


それから二人でいろんなところへ行きました。


パスタを食べたり、ダーツをしたり、美術館に行ったり、将来のことを話したり。


私の身に起こったこととは思えない出来事の連続でした。


今でも夢のようです。





出逢いがあれば別れもあります。


わかっているつもりでした。


心に穴が空くとはよく言ったものです。


私の幸せはまるで最初からあったかのように心に溶け込んでいました。


ふとした瞬間にあなたが頭をよぎります。


そのたびに私の胸は痛むのです。


忘れられない思い出とは時につらいものだと知りました。





人生においてほんの一瞬だったのかもしれません。


それでもこの熱りはかけがえのないものなのです。


この気持ちをあなたに伝えようとは思いません。


私とあなたはそれぞれの道を歩み始めました。


感情は蘇っても、あなたのことを振り返りません。


だから誰にも届けない手紙を書きました。


感謝と悲しみと愛を込めて。


あなたが出逢えて本当に良かった。


明日へと進む、心の手紙。

初恋は意外と憶えているものですよね。

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