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元カノが コンビニで    作者: 三ツ星真言
3/25

ツマミはポテチで

僕は、大人しく部屋に戻った。

バッティングセンターにもゲーセンで遊ぶ気にもなれなかった。

あの眼の色の変化が妙に気になる。

最後の笑ってない眼も怖い。


洗面所で顔を洗い、うがいをした後、鏡を見る。

「もしかして、この髪型か。」と、ふと思った。

元カノと付き合っていたころは、僕はスポーツマンタイプのいわゆる

後ろは刈り上げだった。

今は、ロン毛。肩まで伸ばしている。

元カノはジャニーズ好きなので、僕に髪を伸ばすようにお願いされたが

断固として拒否していた。

大学を出て地元の会社に就職したばかりで、若かったのかな。


テレビをつけてみたものの金曜ロードショーは前にもみたことあるジブリの映画だし、

他の番組もまったく面白くないので、熱いシャワーを浴びることにした。

シャワーの後、念入りに髪を乾かし、手入れをした後、部屋に戻る。

元カノが見たら、きっと笑うに違いない。でも、喜んだだろうな。

そんなつまらないことを考える自分は、はっきり言って変だ。

BGM代わりに、金曜ロードショーを見ることにして、冷蔵庫から缶ビールを取り出す。

何故か、カップ麺は食べる気にはなれない。

買い置きのポテチののりしお味をツマミにすることにした。

しかし、気になることがあり、レジ袋からレシートを取り出した。

元カノの名前を確認するためだ。


名字が変わっていた・・・・。






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