並行世界β 3
数分後、リビングにて......
「ほんっとうにごめんなさい!」
「別に怒ってはないわよ。だた......」
紗矢香はさっきのことを思い出したらしく耳まで真っ赤になった
「まったく、翔太はちょっとしたことに危機感がないんだから」
菜々は悲鳴を聞いて(隣の家なので)駆けつけた。
そして俺はその前で正座させられている
「ごもっともです」
「それに思春期真っ只中の変態の家にか弱い女の子を泊めるなんて何考えてるのよ」
今変態って書いて俺って読んだ......じゃなくて
「これを考えたのは俺じゃなくて愛衣です......はい......」
そう言うと菜々は黒い笑みを浮かべて
「人のせいにしないの!」
「ひぃ!」
と言って完全に俺が悪いようになってる。
本当に愛衣が提案したのに......
そんなことを思っていると愛衣が
「あのー、その事は本当に私が提案したんです」
と言って助けてくれた。すまない妹よ
「本当なの?紗矢香ちゃん」
「......うん」
「なーんだ。よかった」
「俺はよくねぇ!つーか勝手に誤解しといて謝らないのかよ!少しは謝れ!」
そんな俺の反論はスルーされ、3人はお風呂に入りに行った。菜々が覗いたら冥土に送ってあ・げ・る♡と言い残して。黒い笑みで......なんだか最近菜々が怖いんだけど……
「さて、修羅場も乗り越えたし寝るか」
そう言って俺は寝床についた
一方その頃菜々達はというと......
「まったく、提案したのは愛衣ちゃんでもその提案にのる翔太や紗矢香ちゃんも少しは考えてください」
菜々は湯船につかりながら体を洗っている2人にそう言った
「だって無理矢理連れてこられたんだもん」
「てへっ☆」
菜々はやれやれという顔をしながら愛衣の胸の辺りを見ながら
「それにしても、しばらく見ないうちに大きくなったわね」
と言った。それに対し愛衣は
「そうですか?菜々ちゃんの方が大きいじゃないですか」
と言った。紗矢香は自分の胸を触りながら
「まだ成長期だもん......毎日牛乳飲んでるもん......」
とブツブツ言っている。大変なんだな。女の子も
次回、並行世界βの最終回!
翔太と紗矢香の運命はいかに!