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並行世界α 3

翌日、学校の昼休み......


「あのー......菜々さん?」


「何ですか?変態露出者」


「だからあれは不可抗力だって!それに昔はよく一緒にお風呂......グハッ!」


ここまで言った時に急に顔を真っ赤にされ綺麗にみぞおちに一発グーパンをくらった。


そして菜々は教室から出て行ってしました。


「大丈夫か?翔太」


そんな時に声をかけてきたのは俺の親友の中山駆だ。


「駆か......食べたものが出そう」


「ここで吐くなよ。ところで次の科学俺の列が当てられる番なんだよ。つーわけで教えてくれ」


「ジュース1本だからな」


「わかってるよ」


そんなやりとりをしていると急に駆がお前は黒木さんのことどう思ってるんだよと言ってきた。


「は?なんでそんなこと聞いてくるんだよ」


「だって黒木さん結構人気あるんだぜ。クラスに聞いた恋人にしたい人ランキングで男子、女子の同性、両方でぶっちぎりの1位だぜ。うかうかしてるととられるぞ」


「は?あんなやつなんとも思ってないし」


「あっ......黒木さん」


「え?」


後ろを向くとそこには菜々と友人の松本紗矢香がいた。しかし菜々はこれから掃除だというのにどこかに走っていってしまった


「秋山君、今の言い方はひどいと思うよ」


そう言って菜々の後を追いかけた。


わかってる。そんなこと言われなくてもわかってる。でも......昔から一緒にいて妹みたいに思ってる菜々を今更好きだなんて......

次回、並行世界αの最終回!


菜々と翔太の運命はいかに!


近日出筆予定!

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