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婚約者にはなりません!!  作者: まちゅ
7/10

運命を掴むための決断

翌日王家より一通の封書が公爵家へ



〜王家からの手紙〜


ーローズ・ジュエリーの名のもとに公爵家リリーを婚約者候補に推薦するー



まだ婚約者もおらず、親友の娘であり、全てに家柄 容姿 性格 全てに置いて王太子妃として相応しい娘。それが王妃ローズにとってのリリーであった。


しかしローズの性格を考えると

「王家がリリーの後ろ盾になるよ!可愛い天使守るよ!!バチーン♡」などと言いながらウィンクをしながら書いたに違いない。

良かれと思ってのお節介だとおもう...。

それが公爵夫妻の考えだ。


王妃の性格をしっているため、断る事は出来なくはない。


しかしそれはとても難しい。


なぜならこの封書が届くと言うことは、ローズだけでなく、王を含めた国政で話し合われた結果だからだ。

王族強いては国から直々に、時期王太子妃になってくれと頼まれているようなもの。とても名誉な事だ。

それを断ると言うことは

大袈裟だが、簡単にいえばそれ即ち王家を敵に回すこと


忠臣であり、国の軍事力である公爵家は蔑ろにしないと言う王家からの意思表示なのだろうが....娘を溺愛する夫妻にとっては迷惑極まりない。


もちろん王妃とカナリアは旧知の仲なので内々で、断る事もできるだろう。

しかし多くの人が携わるため、必ずどこかで断った話が漏れる。

公爵が反逆を企てていると疑うものがでてくる

漏れなかったとしても、公爵家が選ばれなかった言う事は...等と要らぬ心配をするものが増え、内政が傾く可能性もある。

そんな事は承知の事実だ。


でも娘の幸せは親である自分たちが何があっても守らねば、と言う強い思いを胸に


「リリーはどうしたい?リリーが嫌ならもちろん断る事もできるよ」

父と母はいつもと変わらず優しく娘へ問いかける


娘とてそれが難しい事もしっている

でも聞かずにはいられなかった


「婚約者候補になるとどうなるの?」

幼い娘の素朴な疑問だった...


アレックスお兄様との約束はどうなるの?とは聞けないリリーの心は泣いている。

貴族としての勤め 父と母のため。仕方が無いこと。アレックスお兄様、約束は守れそうにありません......。




父と母は幼い娘にも分かりやすく伝えるため言葉を紡ぐ

「婚約者候補というのはね.....知っての通り3人いるの。

王と王妃が1人づつ 王子が1人の合計3人で....

........

......

...

..


1. 婚約者候補とは、正式な婚約者ではない

2. 王家主催の催し物には王子は必ず候補は同伴しなければならない ローテーションなため3回に1回。

3. 王宮で行われる教育 催し物出席時のドレス プレゼントなどは全て王太子妃教育の予算から出ることとする

4. 王子と良い関係を作るため努力をする事

5. 積極的な男性との関わりしないよう務める事とする

6. 王子が貴族学校卒後、最初の王家のパーティで婚約者を発表する事とする

7. 選ばれなかった場合は最良の縁を王家が責任をもって取り持つ

8.縁を望まぬ場合、できる限り願いを叶えることとする。




ざっくりかいつまむとこんな感じである

7番に関してはかなり昔は下級騎士ひっそりと恋をしていた候補が願いでると子爵の爵位を与え結婚させたとか....等様々な補足をつけ説明を終えた。


リリーは7番目の説明しか耳に入らなかった。

いいえ。全て真剣に聞いていたが、全てを7番に持って行かれたのだ。


「つまり王宮で国いちばんの教育が受けられるということね。

それに選ばれなければ良縁を取り持ってくれるのですね !!!

........私、やってみることにします。」

王子はあのお茶会の時、どう考えても私を嫌っていた...

それならば貴族としての務めの婚約者探しもせず、アレックスお兄をお待ちすることができる!!


それに国の最高の教育を受ければ、平民出の騎士がお金のため命をかけて出撃するような事がないように、私も働けるわ!!


もっと悲しむと思っていた娘が、何故かものすごくやる気を見せている姿に動揺が隠せない両親。


にっこり笑って見せる娘の姿に胸が痛む

....聡い子故に気を使っているのではないか

等とあらぬ心配をしてしまう。


国1番の教育と言うのは国の中で1番厳しいと言うこと

公爵家で雇っている家庭教師よりもきっと...

いくら聡いリリーであっても辛く、厳しい物になるやもしれない

それに王宮へは貴族学校入学までは平日朝から夕方まで

貴族学校へ入学してからも平日の放課後は毎日通わなければならない

時間的余裕もなく心の余裕が無くなるのは目に見えている


それでも娘の決断に安堵する自分を恨めしく思ってしまう公爵夫妻


まるで最適解を見つけたかのように瞳を輝かせる娘


なんとなく色んなことを察する兄




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