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突然の変化
〜リリー12歳春〜
時は経ちあれから6年の年月が流れた
リリーはまるで舞い降りてきた天使のようなあどけなさと面影を残し 、女神の様のように麗しく成長しようとしていた。
体型ももちもちとしていたぷにぷにの肌は、吸い付くような柔らかな肌質へと変わり、年齢にしては女性的成長が早く、胸も平均より大きく育った。
身長は6歳の頃よりは伸びているが、良くて平均より小さいと言ったところだ。
だいたい女児はこの位の年齢で身長がほとんど変わらなくなるため伸びても平均になるくらいだろう。
王子の婚約者候補とあって、周りから一目置かれ、もちろん男性との関わりもほぼないため、自分には周りを魅了するだけの魅力がないと思っているところは相変わらずだ。
アレックスとはずっと会えていない。
アレックスはあれから1度だけ公爵家に来ていた様だが、王太子妃教育から帰る頃には、アレックスはもうおらず帝国の珍しいお菓子と大輪の向日葵が残されていた。
6年前から変わった事と言えば、最初の頃は教育の進み具合でラベンダーに追い付けず、別々で受けていた教育が一緒に受けられる様になった事はデイジー嬢が我が公爵家へ居候する事になったことくらいだろうか....。




