ウサギ顔のドワーフ少女の太ももをさわさわした
「ンアーッ!」
「ここか、ここがええんか?」
「ンアーッ! ンアーッ!」
「ゲヘヘ、ええ声でよう鳴くのぉ」
「ンアーッ! もう、やめっ、ンアーッ!」
オクヤさん肩凝り酷いですね。
え? ナニ勘違いしているんですか?
エッチな勘違いをしちゃった人は背筋108回で煩悩を払ってくださいね?
さて、軍資金も手に入れた事ですし、ウナ重を食べに行きますか。
「オクヤさん、一緒に食事に行きませんか? 奢りますよ?」
「……行きます」
「いらっしゃい! あら、オクヤちゃんも一緒かい?」
「こんにちは……」
「ウナ重で良いですか?」
「うん」
「ではウナ重2つと、抹茶アイスを2つお願いします」
「あいよ!」
お金を先払いして空いている、と言っても他に誰も居ませんので畳席の座布団に腰を下ろしました。食事時が過ぎているとはいえ、もしかするとメシマズ店の可能性がありますが、店内には美味しいそうな匂いが漂っていますので、きっと大丈夫なはずです。
「なんで隣……」
「オクヤさんの綺麗な太ももを触りたかったので」
「……好きに、すれば」
「嫌なら嫌って言ってくださいね? オクヤさんの秘密は誰にも言いませんから」
「それは、脅しなの?」
「そもそも、よそ者の私が誰かに言ったところで誰が信じると思いますか?」
「……それは、そうかも」
「では改めて、太ももを触っても良いですか?」
「……いいけど、人が来たらやめて」
「もちろんです」
最初の間延びした感じ、商売用の顔なんでしょうけど、そっちはそっちで好きでしたが、今の誰にも知られたくない秘密を知られてしまってどうすればいいか分からず、ただ私の機嫌を損なわないようにしようと緊張している感じも中々にグッドですね。
「ぷにぷに」
「ん」
「さわさわ」
「ぅっ」
「本当に綺麗な脚ですね」
「どうも……」
はぁぁ可愛い……。もっといぢめたい。
「お待たせしました! ウナ重2つと抹茶アイス2つです!」
あぁ、タイミング悪く食事が来てしまいました。ま、食後のデザートに取って置きましょうか。
「それではいただきましょう」
「うん」
先ずはウナギから食べてみます。
「パクッ、シャキシャキ、シャキシャキ?」
え、何このシャキシャキ食感? 分厚いレタスでも食べているような感覚です。味はちゃんとウナギなのに不思議ですね。
隣を見てみると、美味しそうにウナギとご飯を頬張るオクヤさんが素敵な笑顔になっていました。可愛いオブ可愛い。
では、私もご飯を食べてみたいと思います。
「あむっ、もきゅもきゅもきゅ?」
ええ……何このもきゅもきゅ食感……。
思っていたウナ重では無かったのでちょっとガッカリかな……。不味くはないですけど、期待していた分ね……。
期待せずに抹茶アイスも食べてみましたが、これはもしかしなくてもメロンアイスでは? メロンアイス好きですからいいですけど。
隣を見るとオクヤさんがウナ重に抹茶アイスを掛けてグチャグチャに混ぜ合わせていました。すごい事しますねぇ。
「それ、美味しいんですか?」
「一回やってみたかったの……」
オクヤさんは悪食家の方でしたか……ふむ。
インベントリからレタスを取り出して、まだ手を付けていない方のウナギの蒲焼と合成。
「これが本当のレタスウナギ、なんちゃって」
一枚ちぎって食べてみると、ちゃんとウナギ味のするレタスになっていました。美味しいです。
「レタス?」
オクヤさんは食事に夢中で私の奇行を見ていなかったようですね。
とりあえず一枚ちぎって食べさせてみましょう。
「一枚どうぞ」
「え、うん……? もしゃもしゃ……え、ウナギ味のレタス……?」
「合成スキルでレタスとウナギを合成してみました」
「すごいね……もう一枚いい?」
「どうぞどうぞ」
「もしゃもしゃ」
ウサギ顔でウサギみたいに食べて、もう、本当に可愛すぎます。お持ち帰りしたい衝動に駆られちゃいますよ。
「なに?」
「可愛い」
「……恥ずかしいから、あんまり見ないで」
あぁん! 耳まで真っ赤にしちゃって! 胸のきゅんきゅんが止まりませんよ!
オクヤさんの可愛くて可愛い表情を見ながらウナギレタスでウナ重を包んで食べると至福の味が口いっぱいに広がりました。
その後は私の視線を無視して黙々と食べ進めるオクヤさんを見ながら食事を続けて完食し、お店を後にするのでした。




