表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
28/194

現実を知った

 食事を終えたので次は何をしようか考えていると動物達の悲鳴が聴こえて来たので慌てて家から飛び出すとネズミの群れが動物小屋を襲っていました。


「っ!? レーザーレインッ!!」


 光の矢の雨を降らせてネズミの群れを一掃し、動物小屋に入るとグズグズに溶かされた動物だった物がネズミに食べられていました。


「ファイアボールッ! ファイアボールッ!! ファイアボールッ!!」


 炎弾を化物ネズミに向かって放ち、一匹残らず燃やし尽くそうとしましたが数匹撃ち漏らしてしまい、化物ネズミの口から体液を吐かれて咄嗟に避けましたが、体液の一部が私の太ももに掛かってジュワッと煙を上げ、見る見るうちに溶け出して来ましたが今は化物ネズミを殺す事が先決です。というかそれしか考えられません。動物たちを殺された怒りで頭がおかしくなりそうです。


「うぎいいいッ!? ああああああッ!! ファイアボールッ!!」


 無我夢中で撃ち漏らした化物ネズミを倒して、ドロドロに溶けて骨まで見えている太ももにメガポーションをぶっ掛けて治し、蘇生スキルで動物たちを生き返そうとしましたが骨すら溶かされた後だったのでどうする事も出来ませんでした……。


「……アシッドラット」


 鑑定スキルで化物ネズミの骨を調べるとアシッドラットというモンスターでした。

 強酸性の唾液で一瞬にして獲物を溶かし捕食するネズミ型のモンスター。


「……クソッ」


 穴を掘って土から出て来たようです。

 ちょっとでも自然にしようと思って土のままにした結果がこれですか。

 床を作って入り口も頑丈な物にしておけばこんな事には……。


「はぁ……つら……」


 食用に買った家畜動物だし、僅かな時間しか触れ合っていないので愛着もそれほど湧いてませんけど、ツライものはツライです。


「……引っ越そう」


 どんなに安全そうに思えても、いつ危険が迫って来るのか分からないという事がよく分かりました。

 森は危険です。

 しがらみはありますが人里が一番安全です。

 街に戻ってどこかの空き地に家を建てて、そこで暮らそうと思います。


 ストレージに必要な物を詰め込み、家を解体、錬金スキルで粉にしました。

 畑も潰し、空き地にいくつかドングリを埋めてハイポーションと肥やしポーションを合成したハイ肥料ポーションで木を生やし、元の状態にして私が住んでいた一切の痕跡を消しました。


「これで良し」


 私のせいで森の生態系を変えてしまい、ネズミに襲われてしまったのだと思ったのでそうしました。

 最後に両手を合わせて動物達の来世を祈ります。


「次は私の胃袋に美味しく入ってください」


 転移で平原の鉄小屋に行き、周りを確認してから外に出て街に戻りました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ