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壁尻なんて無かった

 かなり脱線してしまったので本来の目的、魔法を覚えられそうなアイテムを探しましょう。


 鑑定レベル20だと細かな部分は省かれて表示されているようなので、結局ポーションを大量生産する事に。


「浮遊ポーション、風属性上昇ポーション、魔力回復ポーション、風化ポーション、腐蝕ポーション、ん、ライトポーション? えーっと、飲むと体が光る、ですか……見た目だけならパリピになれそうですね」


 陽キャが陰キャに無理矢理飲ませて「オタク君、今めっちゃ輝いてるよ!」という地獄のような場面を想像してしまいました。やめたげてよっ!


 被害妄想はほどほどにして、良い感じにポーションが集まったので調合、合成、錬金して効能を高めていきたいと思います。



「おぉ、浮いた」


 合成スキルで効能を高め、調合スキルで不純物を取り除き、錬金スキルで効能を変化。最後に自分の体に合成。


 現在、飛行スキル、風魔法スキル、光魔法スキル、魔力回復スキルをゲットしました。

 風化や腐蝕スキルは怖いので、樹脂で作った琥珀の指輪に合成。

 もちろん完成されたスキルを安易に手に入れると痛い目に遭うのでそれぞれレベル1です。指輪にはマスターされたスキルを合成させてます。危機的状況になった時に使おうと思ってます。

 鑑定スキルはUFOなど未知な物を発見した際に使う事にしたので現状維持にしました。ファンタジーな世界なので何があるか分かりませんからね。


 ちなみに現在の調合、合成、錬金スキルのレベルは30、30、35となっております。


 目的は達成しましたのでそろそろ帰りましょう。

 ただ、何度も行ったり来たりするとゲートの通行料が勿体無いので空中庭園で手に入りそうな物は全てポーションにして粉末化、丸薬にして持ち帰りたいと思います。


 リュックがめちゃくちゃ重くなりましたが浮遊効果の丸薬をリュックに合成させて浮遊するリュックを作りました。これで難無く運べます。


 地上に降りるために自分の飛行スキルでは無く、最初に連れて来てもらったおじさんの浮遊スキルで戻りました。往復代金が勿体無いので。

 ……貧乏性なのは前世も今世も変わりませんね。


 あとは帰るだけだとゲートに戻った時に、ふと思い付いてしまいました。

 ゲートも魔道具なのでは……? と。

 流石にゲートの一部をポーションに変えてしまうような暴挙に手を染めたりしませんよ。

 古い建物のようですから破片でも落ちていないか探すと、やはりありました。

 転移効果のあるゲートの破片です。

 すぐに拾って自分の体に液化合成させました。毎回液化させるのは、固形物のまま体にくっ付くイメージがあるからです。スキルを使用する時のイメージは大事ですからね。

 とにかく転移スキルゲットだぜ!


 往復代金は支払い済みなので係の人に通行証を見せて普通に帰ります。

 ちなみに使い終わった通行証は使用済みスタンプを押されて記念品として持ち帰れます。


 街へ戻り、郊外へ。人里から離れます。


 転移スキルを試す為に人の居ない平原にやって来ました。


 地面に目印を付けて10メートルほど離れます。


「転移」


 一瞬の浮遊感、足元を見ると目印の場所へ移動していました。全裸で。


「……誰も見てないよね?」


 辺りをキョロキョロ、誰も居ません。


 直ぐに服を着直して原因を調べます。


「指輪とサングラスは着けたまま……うーん。装備しているかどうかとか?」


 前世のゲーム知識が当たっているかは分かりませんが、そう仮説しておきます。

 指輪とサングラスは装備品というイメージがありますが、服やリュックはただ着ているだけ、背負っているだけ、と言うより、ごく当たり前の事として認識しているので、改めて装備しているというイメージを持って、もう一度転移してみます。


「転移! ……おぉ、やりました!」


 やはりイメージが大切のようです。

 浮遊スキルのおじさんが肩に手を置く理由が分かりましたね。


 つまりあの時、私はおじさんの所有物になっていたという事ですか……。


 変な想像はやめて、ちょっと怖いですが森に作ったお風呂のそばに転移してみましょう。

 不老不死なので早々死んだりしませんって、行ける行ける。

 森のお風呂、森のお風呂、森にある私の作った陶器のお風呂、そばには私の建てた小屋がある場所!


「転移! ……くっ、うう?」


 一瞬の浮遊感の後、目をそっと開くと、私の建てた小屋が目の前にありました。危ねぇ……。

 ギリギリ壁尻案件にならずに済みました。イエイ!

 人の密集地には絶対に使えません。最悪人殺しになっちゃいますからね。


 ……もしかして、人も合成出来る……?


 そんな危ない事を思い付いてしまいましたが、私は勘の良いガキなので絶対にやりませんよ! モンスター同士ならありかな? それはそれで中々にマッドサイエンティスト感ありますね。やらないとは言ってない。


 くだらない事は置いといて、せっかくなのでお風呂に入りましょう。

 蓋をし忘れたのでほぼ空っぽです。

 獣の足跡が複数あるので動物達が飲んでるようですね。

 ポーション風呂なので獣達もさぞ元気になった事でしょう。


 もうここには来れませんね……。場所を変えましょう。

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― 新着の感想 ―
[一言] 貴族が平民に無理矢理発光ポーション飲ませて「平民君、今めっちゃ輝いてるよ!」は ファンタジー世界のいじめにほんとうにありそうですね
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