八話 痛みを知らない異世界が嫌い あまりにも現実な現実世界が嫌い 優しい世界が好き ばいばい
気づいたら元のように 俺の部屋に居た
夢では無いらしい、まだ手には防具が付いている
「傷が治ってる…….!?」
頭を触っても腕を触っても傷は見つからなかった
その時、腕で暴れてる何かに気づいた
「子猫……?何で?」
腕から離してやると真っ先に俺に噛み付いた。いたたた….…なんだなんだ
外はもう真っ暗で西洋造りの建物も呪文も飛び交っていなかった
「本当に……帰ってきたんだな。現実世界に」
それからまた子猫を抱いて俺は部屋から下に降りた
「母さん、猫飼っていいかな?」
「猫?なんでまた……まあいいわ。二年前に ラドが亡くなって泣いてたからね」
やったー!ぐるぐるとその場を猫を胴上げするように回った。
そうだ
俺の現実世界での戦いはこれからだ!
あ、そうだ! 守れ!波奈ちゃん が最終回だった!
読まくちゃ! と、ここにあった!
ふんふん……
え〜?データを託して結婚しちゃうの?そりゃないよ
まるでこれじゃ打ち切りじゃないか〜
フニャ〜ン ♪
(完)
波奈が幸せになると信じて!
次号からは期待の新人、リャン先生の作品がスタートするぞ!
※この物語はフィクションです