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フィスター  作者: 朝比奈花
2/2

ファフィア南部にて

第二話 ファフィア南部にて


ドン ドドドン ウィーン

(ほら 早く逃げろ)

(違う こっちだ)

人々の泣き声と悲鳴


ついこの間まで世界屈指の牧場地帯として名を揚げていた

ファフィア最南端の小国 ”レオ“も今は辺り一面が焼け野原

になってしまった。

ここ レオは 大国ファフィアの最南端に位置する

国境を守る最重要拠点だ

この小国も落ちればファフィア全域が火の海になってしまう

この防衛戦ファフィアは全都の3分の2の王都軍を配置した


少しこの世界について説明しよう


この世界は4つの大国と

1つの基地によって構成されている


北の大国で世界最強の軍事力を持つレゼブ

東の経済大国 テカ

西の黄金の国 レルーナ

そして世界で2つだけの農業地帯ここ 南の大国 ファフィアだ


そしてまだ我々も解明しきれていない

1つの基地にして他の4カ国を寄せ付けない

“通称 「アンベール」”


もう1つの農業地帯だ


そして今 ファフィアは没落の危機にある

レゼブに侵略されているのだ

なぜ侵略されているのか

政府最高情報機関は

「農業地帯ファフィアの侵略はレゼブの食糧危機」、と報じている


しかしここで不可解な謎が生じる


レゼブはテカとレルーナをどう超えたのだろうか


ただでさえ軍事力の強いレゼブに権力が集中すれば自国の国力は格段に下がる

強国であるテカとレルーナがファフィアの侵略を、レゼブ軍をタダで見守るだろうか


そう。答えはNOだ

テカとレルーナはレゼブ軍をタダで通しはしない

 レゼブ軍は海からファフィアを攻めたのだ

 

 人類の最恐“フィスター”を使って





「ファフィア南部の村 -ベル- 」



母  ヘラ こっちに来なさい

   もうバロナは助からない

   お母さんも重症なの

   早く…お願いだから

   お母さんのところにきなさい


ヘラ 嫌だ

   だってバロが泣いてる

   助けないと


母  (涙を堪えながら)もうバロは助からない

   いいからお母さんのところに来なさい


ヘラ バロ!…

   嫌!お母さんはバロを見捨てるの!?…

   バロだって… バロも

   お母さんの大切な子供でしょ

   バロがいなかったら

   私は生きていけない

   私を1人にしないで


母  …



( うぅ)


ヘラ 











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