表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/653

美少女パンツで回復

 俺とレギンとスレイブは街に着いた。今日スレイブと待ち合わせしていた街だ。

 昼だからか、それなりの喧騒になっていて朝より賑やかである。


 うっひょおおお、美少女パンツたまんね~。

 俺はレギンのパンツを俺は堪能していた。


「へへへ」


 相変わらずの絶景だぜ。


「ねぇ、ロードロード。さっきは本当にありがとね」


「道さん、見直しましたわ。貴方は直接の戦闘力は無いものの、非常に高い能力を持っているんですね。正直、私からもお願いします。どうか、魔王軍に協力してくれないでしょうか? 幹部に推薦します」


 評価上々である。まぁ、検索エンジンやスマホも地図アプリもないこの世界の人には地図をぱっと出されるだけで高評価を受けるのかもしれないな。


「魔王様への報告も出しましたし、少し、休憩しましょう。もしかしたら再び敵が攻めて来るかもしれませんけど、休憩した方が良いです」


 俺がちらりと見れば、二人の体は動けてはいるもののところどころに傷跡があり、完治していないのが分かる。レギンが俺を見て、ぽんぽんと撫でてくる。


「そうだな。ロードロード、疲れてないか?」


 レギンのパンツを見たところで、エナジーが完全には回復していない。相当にエナジーを消費した様だ。


「かなり疲れたな。エナジーが相当に消費されてる」


「あれだけの大活躍したら、スキルとは言え疲れるよね。魔力消費よりエナジー消費は体力を削らないんだけど、ロードロードは地図を作るほどのエナジー消費を行ったんだし」


 レギンは心配そうに、俺を見つめる。


「本当、お疲れ様でした」


 スレイブが近寄り、俺を撫でてきて、パンツを見える。

 へへへ、溜まんねえな!


 俺は辺りをちらちらと見る。どうやら、この街も美少女がいるようだ。

 ならば、やることは一つ。エナジー回復である。


「おい、道テイムさせてくれ」


「何、疲れてるだろ」


「確かめたいことがある」


「……それは、大事なことなんだな」


「おう」


 真剣な眼差しに答える俺。理由など考えて無いが、後から付け足せば良いだろう。

 俺を心配そうに見つめるレギンとスレイブ。きっとエナジーが減少してる中、更に無理をしようとする俺を格好いいとでも思っていることだろう。


 だがこれは、俺が美少女パンツを見てエナジーを回復するという行為だ。

 仕方ない、仕様なんだ。俺がそう生まれて、皆を護る為にもこれは必要なんだ(きりっ)。


 というわけで。


「道テイム」


 俺は壊れた石畳を整備していく。石畳が光り輝き、どんどん綺麗になる。エヴォルの石畳ってどこも壊れてるな。ケンタウロス族の疾駆がそれだけ凄まじいのだろう。


「相変わらず、凄いスキルだな……この一瞬でドワーフ百名……いや、二百名分くらいは働いてるな。じゃ、あたしはちょっと報告してくる」


「俺は石畳を整備しておくから、二人は好きに休んでくれ。俺に何かあったらこの光が消えるから、その時に来てくれればいい」


「分かった。まぁ休憩はする暇ないよ。でもお言葉に甘えて、あたしは報告に、スレイブは各所への連携の為に出回りに行くことにする」


 スレイブはレギンに頷く。


「そうですわね。私も行かせて貰います。一時間後には帰ってこれるので、『道』さん、待ってて下さい」


「おう」


 二人は俺に笑顔で手を振る。序列6位と7位だけあって、両者共に多忙なようだ。

 俺もうかうかしてられない。俺は俺で、できることやらないとな。


 道テイム! 視覚共有!

 俺は上向きの視覚を大量に確保する。


 その上には、かなりの数の美少女パンツが、ずらり。

 へへへへ。


 エナジーが回復していくのを実感。俺は、異変に気付いた。

 おかしいな、なかなか満タンにならない。それはケンタウロス美少女が少ないというのもあるだろう。道行く美少女は魔王城の周辺に比べれば数が少ない。だが、それ以上に思うのは……。


 もしかして、エナジーの貯蔵量が増えているのか?

 そう思っていたら、俺の心に小賢者の声が響く。


【報告。その答えは、正解です】


 やはりか。


【報告。敵対する意思を持った強き者が近づいています。要警戒です】


 強き者? まさか、ロビンフッドかシモ・ヘイヘか!?


【いえ、異世界転移者で、美少女です】


 ほう……美少女。


【その美少女のパンツは特別です。道テイムを美少女のパンツにして下さい】


 な、何を言ってるんだ、お前は! パンツは道じゃ無いぞ?


【貴方が、この世界に生まれた意味なんです】


 俺がこの世界に生まれたのが美少女パンツをテイムする為とでも言うのか。


【報告。その通りです】


 ふざけんな!

 と言い返した途端――、マップが表示される。


 石畳だけでなく、土道も『道テイム』しているので、それがマップに反映された形だ。

 ピコン、と表示された赤い点。これは、恐らく……エルティア王国軍だと俺は気付いた。


 ロビンフッド達でなく、美少女となれば、まさか、あの聖女か!?


「レギンとスレイブに、知らせなきゃ!」


 俺は石畳に対する『道テイム』を解除する。光が消えていく。



 もし『面白い!』とか『続きが気になる!』とか『道の活躍をもっと見て見たい!』と思ってくれたなら、ブクマや★★★★★評価をしてくれると幸いです。


 ★一つでも五つでも、感じたままに評価してくれて大丈夫です。


 下にある『ポイントを入れて作者を応援しましょう!』のところに★があります。


 何卒、よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ