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雪山にて道テイム 前編

「気をつけろよ」


 と言うハンニバルがまたもや行軍の先陣を切っている。


 俺達エヴォル魔王軍はちょうど山脈のふもとに辿り着く。


 雪が見える良い景色だ。これが軍事上の仕事とかじゃなければ登山をしたいとさえ思っただろう。


 もっとも、今は手足無いからうねうねとスライムのようにうねって登ることになるだろうがな。


 俺は相変わらずブーケに運ばれて移動。その後ろを五千人の兵達がついてきてる。


「ハンニバル、毒沼なら分かるけど雪山の何に気をつけるっていうんだ?」


 前世、ニセコーの雪は滑りやすかったと朧気ながら記憶してる。雪にはそこまで恐怖なんて抱いていない。


 するとハンニバルはギロリと俺を睨んだ。


「ロードロード、雪山を舐めるな。寒さは体温を奪っていくし、雪崩が起こったりする。歩いた場所が地面でなく薄い氷なら大人数の重さに耐えられず落ちていったりする……舐めれば全滅もあり得る」


「成る程な」


 俺は一応、納得した。


 ハンニバルは何やら細かい情報が書かれた地図を取り出す。この日の為に何やら色々と準備をしていたらしい。


「登山ルートも下山ルートも計算済みだ。任せてくれ」


 俺はハンニバルの優秀さに関心しつつ、彼に訊ねた。


「おいハンニバル、その地図……見せて貰ってもいいか?」


「良いけど……」


 ハンニバルは俺に地図を見せてくれる。


 うんうん。正確な地図に軍隊の最適な休憩地点や進行ルートの割り出しが書かれてる。


 やっぱハンニバル、優秀だわ。


「ありがとう」


「おう」


 ハンニバルが前を向いて、再び歩き出す。


 俺はいつも通りにやることにした。


「道テイム」


 雪を素材として、氷の道が形成されていく。

 短くてすみません。本日の投稿はこれで終了です。そのうちどどーんと三話四話投稿します。


 もし『面白い!』とか『続きが気になる!』とか『道の活躍をもっと見て見たい!』と思ってくれたなら、ブクマや★★★★★評価をしてくれると幸いです。


 ★一つでも五つでも、感じたままに評価してくれて大丈夫です。


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 何卒、よろしくお願いします。

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