22食目 スペアリブ
スペアリブとカルビって、部位的には同じ?
近所のお肉屋サンで買いました( *´艸`)
このボリュームで500円とかサスガです!
買わない理由がわからない(笑)
おうちに帰ってきチリチリ、じりじりお魚グリルで焼き直し、立ち上る香りと滲む脂に食欲をそそられます。
スペアリブの甘辛ダレの山賊焼き、ぶりんぶりんしてました!!
異世界(に行ったつもり)で糖質制限ダイエット
160話『スペアリブ』より
物語の中では 骨付き、サニーレタスで登場。
オーガの村の宿屋『朱雀庵』の 看板メニューです。
◇◆◇
休みの日はなるべくウォーキングをするようにしている。
川沿いを散歩しているのだが、その日、二台の自転車が前からやってきた。
高校生風のジャージを着た女の子二人。
ワタクシの横を通りすぎた時、聞こえてきた言葉。
『カルビチャーハンがさ――』
(カルビチャーハン?)
(カルビチャーハン……)
(カルビ、、)
(カルビ、チャーハン、、)
その言葉が出たとたん、周囲にいた人、まあ、ワタクシと、ワタクシの前を歩いていたご老人と、前から歩いてくるカップルくらいでしたが――全員がピクリと反応した。
″カルビチャーハン″
一瞬にして、頭の中にカルビチャーハンが展開される。
カルビ肉を使ったチャーハン?
カルビ焼き肉がかかったチャーハン?
こってり甘だれ?
それともネギ塩??
あ!塩ガーリック???
醤油で香ばしくても美味しそう。
それぞれの頭の中に理想のカルビチャーハンが思い浮かぶ。
「カルビチャーハンって、どんなだろうね」
目の前のカップル、彼女のほうがワタクシが思ったことを彼氏に聞いている。
″カルビチャーハン″
その一言で その場に変な統一感が生まれた瞬間を ワタクシは体験した。
お互い知らないもの同士だし、会話してもいないのに、同じものについて考えてる瞬間がわかって、親近感を覚えた。
美味しいものは言葉を越えた共通言語のようだった。




