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0年から一一二年

ようやく【歴史】の数え初めが始まった。【紀元0年】つまり元年。【貨幣】が登場する。鋳造の技術が花開き、あらゆるモノが鉄やら金属で構成され始めた事から、紀元とは金属の歴史と相違ない。しかし、もう一つ。戦争の歴史でもあった。北の大国タケトリノオキナに城を構えるヨツンバイ王が、中の大国カグヤの姫に求婚するが断られ、これに激怒したヨツンバイ王は兵士千人を連れてカグヤを攻める。この隙をつきタケトリノオキナの領土を奪っていったのは西の大国スーザン。世は混沌を極める。

四五年、戦いに嫌気が差してきた兵士達。それを奮起させる為にヨツンバイ三世は功績を挙げた者に領地を与える。が、これがまずかった。内乱である。タケトリノオキナは五二年にはなくなってしまう。タケトリノオキナ最後の王の自害した時の言葉「スシハサシミジャナイゾ」、我が命消えぞ魂は永久なり。は、人々の恐怖を煽り、【神】という偶像が生まれ【宗教】が誕生し、これに祈った。

戦争は新しいモノを生み出す。兵士の詰め所が【食堂、レストラン、カフェ】などの走りだ。兵士の駆けた土地は農業に。槍や網は漁業の道具として用いられ六七年には確立される。そしてしばし平和になる。話は戻って宗教が流行り、神の使いとされた人物(名前が残っていない)が広めたという聖書に記されている生き方【道徳、倫理】が、人々を変えた。それからは話しあい、裁判のようなもので何事も解決するようになっていく。それと、驚く事に九一年から以後、殺人、強盗、恐喝、などといった蛮行は三千年続く今も行われていない。これは誇る事である。

一一二年、建物は高さを増す。驚く事に五階建ての家などがゴロゴロ。そこで生まれたのがエレベーター。勿論まだ電気が無いのだが、最初は人力でやっていたし、それを職にしてた男どもがいたが、さすがに限界があり、発明されたのが重りを使って動かす方法だ。これは未だに解明されていない。誰が重りを調節し、行きたい階層にどうやって重りを選んだのか?ただわかったのは【基準】ができていたのではないか?ということ。例えば重さならグラムと言った、値の単位。人々はより公平に平和的に交渉できるようになる。それと平行して、造船技術も逞しく進化する。手こぎのものから水車のようなものになる。これの利点は手こぎだとどうしても人数が限られてしまうが、足こぎなので何かをしながら何人でも動力に力を入れれた。

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