人物紹介
1.主人公
クーガー・ザッケハルト
ソーシャルゲーム【fantasy tale】において、非業の死の運命が待ち受けている悪役貴族。うすぼんやりとした表情でやや肥満体質。しかし久我崎悠人の魂が転生してくることで、生活が一変し、より健康体に近づいている。
ザッケハルト家の四男坊。5000兆枚の金貨を保有しており、アイテムボックス機能、ゲーム知識、金貨を駆使して待ち受ける運命を回避しようと奔走している。
2.主要人物(ビルキリス、オットー、ユースタスケル、ソイニ、エローナ、ヴァレンシア、エイブラム)
ビルキリス・リーグランドン
第九王女。第十六位王権継承権。【fantasy tale】作中では不機嫌のビルキリスといわれているが、掲示板では不運のビルキリス、不憫のビルキリスとネタにされている。
魔法を魔石に変換したり、魔石を精錬することができる固有魔法『王国宝石館』の使い手。
reglandonの語源は、エスペラント語でreglando/王国より。
オットー・クレンペラー
"霊薬卿"にして王領候であるクレンペラー家の三男。実は女。自称・策士。掲示板ではオタと言われている。
回復魔術、調薬術、錬金術に長けており、特殊な血魔術をよく使う。
Klempererの語源は巡回士(ドアを叩いて礼拝に行くよう促す仕事)、あるいは機械弄り。(機械弄りを意味するtinkerは変態者の意味を含むスラング)
ユースタスケル・フォルトゥナート
"希望"の勇者。同時間連続攻撃ができる不思議なオーブと、光の斬撃を飛ばすことができる光の剣クレイヴ・ソリッシュを有している。
ソイニ・ラーンジュ
"不屈"の勇者。どんな状態異常でも数ターンで回復する根性の持ち主。気功術に長ける。
エローナ・ドロワーズ
"創造"の勇者。一度倒した魔物のスケッチを描くことで、その魔物を少しの間使役獣として駆使できる固有魔法『まじかるすけっち』の使い手。
ヴァレンシア・エーデンハイト
"秩序"の勇者。メタトロンの血族。
魔術を勝手に発動しつづける羽ペン『メタトロンの羽ペン』と、パーティのメンバーのステータスを自由に再分配し続ける天秤『ユースティティアの天秤』を駆使する。
大天使メタトロンは楽園の守護者として知られ、Edenheidはドイツ語で楽園の姿、を意味する。
3.ザッケハルト家関係者(父ジルベルフ、母マリーディア、長兄ウォーレン、長女ナターリエ、次男ヒューバット、三男エンリケ、次女マデリーン、執事長セバスチャン)
ジルベルフ・ザッケハルト
父。伯爵位。親より『竜殺し』の異名を継いでいる。
マリーディア・ザッケハルト
母。クーガーとマデリーンとは血がつながっている。
ウォーレン・ザッケハルト
長兄。子爵位(儀礼称号)。ザッケハルト家の跡継ぎ。内政の知識に長けている。
ナターリエ・ザッケハルト&ヒューバット・ザッケハルト
長女と次男。女爵位(儀礼称号)、男爵位(儀礼称号)。双子の姉弟。魔力に長けており、姉ナターリエは【閃光】の異名を持つ冒険者として活躍し、弟は王国騎士団へと入団を果たした。
エンリケ・ザッケハルト
肩書き上は音楽士。定職を持たぬ放蕩息子、しかし学才と楽才を生かして、不思議なところからお金を引っ張ってくる存在として表向きは扱われている。
実際はザッケハルト家のために、諜報員として働いている。
マデリーン・ザッケハルト
次女。才知に富んでおり、社交界ではちゃくちゃくと地盤を築き上げつつある。
セバスチャン・ラーンジュ
男爵位(勅許状によって与えられる最下位の貴族称号としての男爵位)。現在はザッケハルト家に執事長として仕えている。
ザッケハルト家のために、諜報員として働いている。亜麻糸の扱いに長ける一家・ラーンジュ家の出身で、武術に精通している。