【443】 えそらごと
すぐに気持ちを切り替えて
笑い飛ばせると思っていた
キミのことなんて
ホントは好きじゃなかった
それほど好きじゃなかった
そう言い聞かせるのにも疲れた
なにを見ていたのだろう
あの空の向こうに光る
煌めきの彼方にきっと
微笑みの世界があると
そんな絵空事
キミの瞳にはなにが映っていたの
身体をすり抜け遠くを見つめてた
あの日あの時のキミの言葉
今もこころの中を駆け巡り
前に進むことを拒んでいる
戻れない煌めきの世界
楽しければ楽しいほど
想い出が縛り付ける
あの瞬間
言葉に詰まって言えなかった
今は言えばよかったと
そんなこと今更言っても
仕方ないと解っていても
思わずにはいられない
キミを想わずにはいられない
あの空の下
さようならの5文字が
宇宙語のように感じた
なにを見ていたのだろう
あの空の向こうに光る
煌めきの彼方にきっと
微笑みの世界があると
そんな絵空事
あの時キミの瞳にはなにが映ってたの
身体をすり抜け遠くを見つめてた
ホントは好きじゃなかった
それほど好きじゃなかった
そう思えたなら
敢えて主人公の性別を明記しませんでした。
相手のことを『キミ』とすることで、男女どちらの目線でも感じていただけると思います。
男性目線、女性目線で少し感じ方が変わるかもしれません。
その辺も含めて楽しんでいただければと思い認めました。
お読み下さりありがとうございました!




