【402】 きみおもふ
『詩集 (うたあつめ)』400作品記念作品第三弾です。
ひとつ~ふたつ~という感じではなく、
ひい ふう みい ……と数えて、数え歌で認めました。
前半は七五調でひらがなで、後半は数え歌でなければこんな詩になるかな、
という感じで認めています。
ひしひしわかれ かんじては
きづかぬふりで やりすごす
ふりむききのう くやんでは
なみだをぬぐう まいにちに
みえないあすを もさくして
まえにすすもう からげんき
よふけにひとり なにおもう
かえらぬひびを なつかしむ
いつかのふたり かえりみち
てつなぎよこを あるいてた
むかしなつかし こいこがれ
いつまでつづく こいごころ
なつかしむいま ひえごころ
おもわぬことで わかれみち
やきもちやいて もちやいて
こげつくおもい みをこがす
こころひきさき さまよいて
あれやこれやと くちげんか
とうとうもれる わかれうた
ほんとのこころ ひたかくす
いつかわすれる ときなんて
くるはずもない わかってる
にどとかえらぬ きのうのひ
おもいでかぞえ きみおもふ
いつの間にかふたりのこころ
離ればなれになってしまった
気づかぬフリでやり過ごす日々
だけど今でも楽しかった日々を
想う度に涙が溢れてしまうたび
そっと拭って微笑んで
それでも前に進もうと
見えない明日に向かって空元気
ふと夜になると考える
楽しかった頃のこと
手を繋ぎとなりを歩いた帰り道
いつまでもそんな日々が続くと
信じて疑わなかった
だけど思い違いのヤキモチで
喧嘩になってすれ違い
行き違ったこころには
さよならしか浮かばなかった
そんなこころは切なくて
この身を引き裂く思いで
尚もこころは好き嫌いで
行ったり来たり彷徨って
本当のこころを言えぬまま
こころと裏腹のさよならを
切り出したこと悔やんでる
今まで過ごした日々を
忘れることなどできないと
輝いてた昨日の日
戻ることない想い出数えては
やっぱり今も
あなたのことを想ってる
お読み下さりありがとうございました。
お題は12個いただいていましたので、その中から1つの案を選んで詩を認めて、
この400作品目に投稿しようと思っていましたが、どれもユニークでひとつに選べない。
ということで、いただいた全ての案を作品に反映しようと思いました。
しかし流石に一つの作品の中に全てを詰め込むということは、矛盾に繋がるし、
作品として成り立たないのではないかと考え、いただいた案を少しずつ色んなところに
ちりばめた感じで4つの作品に分けて投稿します。
どなたからのお題をどの作品で描いたのか、また詩の解説など、
400~403作品目までそれぞれの作品投稿以降の活動報告にて取り上げていますので、
ご興味のある方は、ぜひのぞいてみて下さいね。
今後ともよろしくお願いします!