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【389】 何気ないひととき

2017年12月2日の作品です。

君が階段を駆け上がってくる

駅前の噴水の縁で

僕は時間より少し早めに

本を読んでいる


君が駆けてきたことに

気づかないふりをして

読み続けている


わざと後ろから

僕に目隠しをする君


知らん振りを

白々しく答えると

ちょっとふくれてみせる君


僕が慌てると

いたずらっぽく笑う


僕が読むのをやめた本を

今度は取り上げて

白々しく読む君


顔を見合わせ

大笑いする僕等


そんな何気ないひとときを

何よりも大事にしたい


日常なんて

いつ何時壊れてしまうかもしれない

だから今を


この今を

何気ないひとときを

大切に過ごしたい


さあ

今からどこ行こっか?



お読み下さりありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 【389】 何気ないひととき 読みました。 何年も前にお書きになった作品なのですね!(^ー^) 瑞々しさと共に人生における大切なことを教えてくれる、そんな素敵な一作だと思いました。
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