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【373】 コスモス畑
キミと見たコスモス畑
濃い薄いピンクに包まれて
どこまでも続いてて
空の蒼さがよく似合っていた
肌寒く感じた秋の訪れも
キミとなら心温かく
迎えることができた
永遠なんて言葉信じてた
終わりなんて来るはずもない
そう信じて疑わなかった
温かかったというよりも
暑すぎた風は夏の熱を帯びて
心を燃やし続けて通り過ぎた
今は秋風がただ切なくて
想い出も空しく感じる
こんな日はまたあの場所
独りで訪れたコスモス畑
夕暮れにはオレンジが
どこまでも続いてて
寂しさを運んできた
お読み下さりありがとうございました。




