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【３０７】 哀愁
黄昏に染まる街
あの日の面影を
胸に閉じ込め
苦虫つぶして
ムリして笑ってる
平気なフリして
笑ってみせた
哀しくないって言えば
嘘になる
切なくないって言えば
強がりだと
帰らぬ日を想い
ひとり彷徨う
締めつけられる
遠い記憶の中の
あのひとの影を
追いかけて追いかけて
追いかけてた
夕闇せまる街の灯に
あなたの笑顔浮かべては
少しずつ少しずつ
遠ざかる
想いも想い出も
もう過去のことだと
自分の心を知るべきと
それさえも辛く感じるのは
あなたと過ごした時間が
まだ優しく微笑んでいるから
お読み下さりありがとうございました。
