【247】 五月病(恋の病)
今作は活動報告にて『沙坐麻騎』さまよりいただいたお題【五月病】で認めました。
はじめて出逢ったのは
こんな雨のしとしとと
涙のあとも乾かぬうち
またすぐに上から落ち
空から雲から次つぎに
去りゆく恋に別れをと
五月雨の朝なにげなく
目と目が合ったその時
恋におちることなんて
まさか本当にあるなど
見上げた先には一条の
希望の光にも似た姿に
ひとのこころを一瞬に
掴んでしまうその言葉
昨日までの辛い思いも
その時までの哀しみも
全てはあの瞬間のため
ふたりが出逢うための
ほんの小さな回り道と
今は笑ってそう言える
五月雨の季節にふたり
同じ想いでほら恋の病
お読み下さりありがとうございました。
五月雨の朝、失恋に涙していたら、ふと見上げたときに素敵な出逢いが……なんてことがあればいいですね。
「五月病」とのお題をいただいたとき、正直『詩』だよ、と思いましたが、そこは頑張るしかありません。
『詩』なので、(恋の病)と副題をつけて『恋愛の詩』として認めました。
割烹のお題ということで、遊び心をだして、見た目の文字数を全て揃えてみました。
ですので、解りにくい言い回しなどあるかもしれませんが、それもご愛嬌ということで(^^)