【1】 心の鍵
片思いの詩のようでもあり、失恋の詩のようでもあり、人生につまずいた時、小説を書いていて行き詰まったとき……等々、読んで下さる方のその時の気持ちによって、感じ方が違うかもしれません。
1人でいると つい考えてしまう
苦しみについて
1人でいると つい考えてしまう
悲しみについて
考えるのはよそうと思っても
つい考えてしまう
この世の中には
苦しみや 悲しみしかないんじゃないか?
なんていやな世の中なんだろう
楽しいことを 考えようとするけど
楽しいことなんて 1つも無いじゃないか
思い出すのは 苦しいことばっかり
思い出すのは 悲しいことばっかり
ついこの間までは こんなじゃなかったのに
僕の心はだんだん 鉄の扉で
堅く閉ざされていく
一体どうしたらいいんだろう
誰も助けてはくれない
誰も手を貸してはくれない
僕の心はだんだんと傷ついて
立ち直れなくなりそうで
それが怖いばっかりに
鉄の扉を開けようとするけど
余計堅く閉ざされていくようで
どうしたらここから出られるのか
どうしたら扉を開けられるのか
僕の叫び声に 誰も気づいてくれない
僕の訴えに 誰も耳を傾けてくれない
この世の中から「愛」という言葉は
消えてしまったのか?
僕がどんなに扉を叩いても
誰も気づいてくれない
扉の外で 楽しそうに話している声は 聞こえてくるのに
どうして僕の叫び声が 聞こえないんだ!
誰か僕を 助けてくれ
誰か心の扉を 開けてくれ
君の 心の鍵で……
読んでくださり、ありがとうございました。次作は、恋愛系になるかもです。また、よろしくお願いします。