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第1章 黒い春灰色の桜
小学生になった春大きなランドセルを初めて背負った春母親に見守られながら入学する春僕はこの学校で6年間過すはずだった....
小学生の頃の記憶とは実に忘れがちであるあの日"以外"は.....
僕は学校から帰ってきて2階に上がったそして母親は僕を見ると大事な話があると言った幼い僕は正直大事な話が何なのか予想出来なかった....
母「大事な話があるからこっちに来て」
僕「どうしたの?もしかしてどこか病気なの?」
母「あのねお母さんお父さんと離婚するの」
僕「えっ?りこんってなに?」
母「お母さんとお父さんもう家族じゃなくなるの...」
その瞬間僕は泣いた...ただただ泣いた
それでも母親は続けていった正直この言葉だけは聞きたくなかった
お母さんとお父さん.....どっちを選ぶの?