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エスプランサ  作者: Sanzi
〜修行篇〜
2/8

〜1突き目〜

これからが本編になります。

「起床ぉぉぉっ」

ドッゴォッ!! 「ガバルベファ!」と、突きを喰らった身体を起こしベッドの横に目を向けると、

空手の師匠の鬼道龍瑚きどうりゅうごがいた。

ちなみに、本人は軽くやっていると主張しているが、10M飛んでるんだよね。

壁に当たったり、跳ねたり、飛んだりしているけど、直線ならその位行くね。間違いない。

名前からも分かると思うが、怖いの何のその。そこら辺りの武術家なら『オーラ』で気絶する。

『オーラ』とは威嚇の能力のことである。昔はあったそうだがいまは退化してしまったそうだ。

でも、本物の『達人』と呼ばれる人たちはこれだけで気絶させたり、気絶とまではいかなくても、

フェイントに使うことができるらしい。

他にもあるけどこれだけは言わせて?今も攻撃喰らってます、はい。むっちゃ痛いです。


「龍瑚師匠!やめてください。もう、起きましたから。これ以上小突かれたら僕の身体が持ちま$&#!+*”#$っ!すいませんしたっ!!生意気言って!だから『虎砲こほう』を打とうとしなでっ!

まだやりたい事あるんでぇ!!お助けおぉ!!」僕の懇願が聞いたのか拳を下ろしてくれた。

「おら、颯。朝の修行だ。今日は俺だ。」グルグル腕をまわしながら出て行った。

着替えるか。 ゴソゴソっと道着に着替え道場に向かう。

両親は僕が小さい時に他界してしまったため、道場に住んでいる。

ちなみに、航と蓮治は普通に学校が終わってから来ている為朝は僕一人だ。


じゃあ、身体ほぐすぞと思い体操をやり、現実からの逃避行動を取っていると、龍瑚師匠が

「じゃあ、いつも通り、身体に20kgの重りつけて、町内5周してこい、そしたら技の訓練をやる。」

「は〜い、行ってきます」と言い猛ダッシュをした。


やっと、5周終わり、ゼェ、ハァ言いながら僕は道場に戻って来た。

「龍瑚ししょー。終わりましたぁー」

「お疲れさん。3秒休んだら技の訓練な」

……………ね、厳しいでしょ?だから続か「はい、終了〜こっちにおいでー。」……ふぅ。

「今、行きまーす」

「さて、今日練習する技は、『牙刃拳』だ。

「『牙刃拳』ですか。どういう物なんです?」

「要は、手刀なんだがな。相手が突いてくるのをいなし、身体を回転させながら、

相手の死角に回り込み、回転の勢いをそのままで手刀を打ち込む。」

まあ、肘でも裏拳でもいい。応用がきく技だ、と付けたしていた。

「まずは、ゆっくり始めるからな。」

「はい」  ヒュッ!  ドガン!  「おい颯、受け流せよ。痛いぞ」

「遅くやってくださいよ。早すぎて見えませんでした。」

「そういう時は相手の肩を見て軌道を予測しろ、さっ、行くぜ」

「え?あ、ちょま!グフ、ガハ、ブフウ、」

朝っぱらか色々と傷を作り学校に登校することになりましたとさ。


今日は、始業式ので、すぐに帰っていたのだがな。普通に。どうしてこうなった。

不良に絡まれている、三人に囲まれているんだよそれが。

「くたばれぇ!!」いきなり一人が鉄パイプを持ち襲いかかって来た。

うん、龍瑚師匠にくれべればロケットとアリくらいのスピードの差がある。

身体の正中線を右にずらし、頭を守りながら身体を斜め前に傾けながら避け、相手の鳩尾に

中段突きを叩き込み  素早く、右手を取り背負い投げで投げる。

これだけで、気絶したようだ。うむ、修行の成果だな。

次はナイフを持っていた、普通に柄を蹴り、驚いた顔面に正拳突きをお見舞いしノックアウト。

少し可哀想だが、正当防衛なので仕方なし。

最後の奴は、大振りで殴りかかって来ただけなので、早速今日教わったアレを試す。

「『牙刃拳』!!」右ストレートを左手でいなし、その勢いで身体を回転させ、そのまま

「破っ!!」こめかみに叩き込んだ。そのまま倒れる不良C。でも、この程度の威力じゃあ小説でも、効果音がならない。

師匠達だったら物凄い音がなりそうだな。という事は基礎体力がなっていない証拠。ちゃんとやらねば。

でも、使えるな。流石龍瑚師匠だ。


「「おーい、颯ー」と呼ぶ声が聞こえ振り返ると航と蓮治がいた。

「よー」と手を振り答える。

「また、やっつけたのかぁ。やるぅ」と転がる不良を見ながら言う航。「流石だね」と死体の様な不良達を見ながら言う蓮治。「まね」と前を見ながら軽く答える俺。

こうやって話しながら道場に向かうのが僕達3人の日課だった。

……道場?これからやる修行は師匠達曰く「きつくないよぉ、全然ね」と言っていたが、

目が怖かった。一人今日の修行内容を考えながら震えていた。


二話目です。

どうだったでしょうか!?

次回も頑張ります!

ではでは。

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