「今終末に女王件を」――誤変換悲喜こもごも
ちょっと執筆中に最近変換ミスが多くてイライラしまして、
どうせならとエッセイ書いちゃいました。
自分しか知らない変換ミスはもっとはるかにたくさんあるのですけど、
エビデンスが無いと、単なる創作ネタになってしまうので、
過去の実例だけの文章にしました。
私の作品「新入社員・田中君と新藤さん」にも登場していますけど、
「誤変換」って、悲喜こもごもですよね。
変換だけでなく、誤用も含め。
(新藤さんがやった、最近の「予測変換ミス」も入っています)
私も随分失敗しました。
いや、言葉は正確に。現在形で「してます」。
・「条件を…」 → 「女王件を…」
後輩から、「ムチ持って行けばいいですか?」と聞かれました
・「今週末に…」 → 「今終末に…」
これも後輩から、「アポカリプスですね」とからかわれました。
・「会議資料」 → 「回議資料」
上司から、「こういうミスが駄目なんだ」と叱られました。
・「晴れ模様ですね」 → 「晴れも様ですね」
同輩から「誰ですか」と聞かれました。
・「中央線」 → 「中央戦」
これも後輩が「どこで戦うんですか」と
・「フローチャートで」 → 「フローチャットで」
同僚から「そのチャットどこ?」とからかわれました。
・「福笑い」 → 「副笑い」
仲間に、「メインは何」と突っ込まれました。
いえね、確認すればいいんですよ、確認すればね……
そんなひどいのは私だけ?
と思ってたんですけど、
だいぶ前ではありますが、
IME変換が今ほど優秀ではなかった時代、相当な「傑作」がありました。
ITmedia や、マイコミジャーナル(当時)で報道された「傑作」です。
①「今年から海外に住み始めました」
↓
「今年から貝が胃に棲み始めました」
同情してしまうお身体のようで…
実際に海外在住者とのメールのようです。
これは、2005年の年間最優秀賞です。
②「遅れてすいません。回答案です」
↓
「遅れてすいません。怪盗アンデス」
怪盗なのに礼儀正しいwww
終電間際で急いで送ったメールだそうです。
こちらは、2006年発表の年間最優秀賞。
この年は他に
●「お客様用トイレ」
↓
「お客彷徨うトイレ」
リアル脱出ゲーム?行ってみたいかも。
でも、入る前だと、とても厳しい。
●「常識力検定を導入してはいかがでしょうか」
↓
「上司気力検定を導入してはいかがでしょうか」
社員の悲鳴が聞こえてきそうです。
これはリアルで必要かも……
私もこう言われてたかも。
●「ラフにハマってしまって」
↓
「裸婦にハマってしまって」
ゴルフの会話がカミングアウトになってしまう。
周囲の方々のリアクションも見ものです。
突然こんな事言われたら……。
なども発表されていました。
③「うまくいかない画像サイズになった」
↓
「馬食い家内が象サイズになった」
旦那のディスり?
怪物映画のシナリオでしょうか?
このひどいのが2008年の年間最優秀賞。
これらは日本漢字能力検定協会監修、日本漢字教育振興会編による
『漢検 学べる変換ミス──変漢ミスコンテスト』シリーズに、
応募作、傑作が集められています。
尚、本書は1~4までありますが、残念ながら現在は中古本での入手です。
現在は、ワープロ系の文字変換が優秀になったおかげで、
このような悲喜劇は起こりづらいですけど、
今どきは、「LINE」の文字変換ミスか誤字が多いのでしょうか。
先述のように、私は不注意で今でもよくやりますけど。
もう一つの落とし穴は、手書きの「お手紙」や文章での間違いです。
これは、誤変換ではありませんで、誤用、間違いの範疇ですが、
場合により、相当なインパクトになります。
私の「誤用、間違い」は、
「またいつかお目に掛かりたいです」
↓
「またいつか会いたいです」
間違いではないのですが、
目上の方への寄せ書きに書いてしまいました。
同僚宛てのようにフランクな言葉。
後で、「会社辞めたら上席じゃないからね」と
本人にフォローされてしまいました。
「中継して」
↓
「中断して」
これは「ホワイトボード」でしたけど、
指示の意味が変わってしまい、
同僚から、「止めていいんですか」
とからかわれました。
「ごぶさたしています」
↓
「ごぶたさしています」
頭の中では「ご無沙汰」になっていたのです。
後に、口頭で「ごぶたさ」と言われました。
「紛失」
↓
「粉失」
あるある誤字です。
これも、後輩から、「小麦粉ですか」と
突っ込まれました。
そして、白版以外の手書きミスの厄介なところは、
簡単に直せず、「全文を書きなおし」のところですね。
でも、まだ気づけば良いのですが……
ここに投稿する文章にも、誤字、ミス色々ですから、
校正しないといけません。
そして、タイトルでも使っている
「悲喜こもごも」
これの意味は、
本来は「一人の人間が悲しみと喜びを代わる代わる味わうこと」を指し、
「いろいろな人の喜びと悲しみが入り混じる」意で使うのは誤用とされます。
だから、文字だけでなく、用法も確認しろって話ですよね。
機械は筋の通った日本語で間違えます。
でも、人間は、正しいつもりで間違えますので。
(終わり)
因みに、自分だけのミス(誤変換)の一例。
一人で笑って突っ込んでます。
「下がって無いと」→「佐賀って無いと」
「それがしが(某が)」→「それが市が」
「送検レベル」→「創建レベル」
「ほーむるーむ」→「法務ルーム」
他にも色々ありますが、
創ったでしょ?と言われると嫌なので、
このくらいにします。




