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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第三百五十二話 みんなで自己紹介をしましょう

 王城から移動してやってきたのは、隣にある軍の施設です。

 腕前なども含めて対応するそうです。

 なので、僕とエミリーさんも動ける格好に着替えます。


「どんな人か、キチンと確認しないとね」

「「たのしみー!」」


 何故かシャーロットさん、アーサーちゃん、エドガーちゃんも僕たちと一緒に着いて来たけど、よく考えると僕たちと接する機会が多いと必然と会う回数が増えるもんね。

 ということで、軍の訓練場に到着しました。

 すると、若い男女が訓練場で僕たちを待っていました。

 男性は背が高くて騎士服みたいな服を着た剣士タイプ、女性はエミリーさんよりも背が低くて魔法使いのローブを羽織っています。

 僕たちも、訓練場に上がって二人の元に向かいます。

 あれ?

 挨拶をしようと思ったら、スラちゃんとドラちゃんの姿が見えません。


 バサッ、バサッ、バサッ。


 どこに行ったのかなと思ったら、上空から大きくなったドラちゃんが軍の施設に着陸したのです。

 しかも、背中には、僕のお母さん、カエラ、キースを乗せていたのです。


「「来たよー!」」

「ふふふ、息子と嫁のパーティになるのだから、キチンとどんな人か確認しないといけないわ」


 カエラとキースも僕とエミリーさんと一緒に行動することが多いので、二人の相性を確認した方がいいと思います。

 でも、お母さんが一番やる気になっているような気がしますよ。

 先ずは、お互いに自己紹介をしましょう。


「は、はじめまして。ルーブル伯爵家次男のノリスと申します……」

「わ、私は、ヘイリー伯爵家三女のノーヴェと申します。よ、宜しくお願いします……」

「「「「あれー?」」」」


 僕たちに挨拶をしたノリスさんとノーヴェさんは、妙に緊張していますね。

 カエラ、キース、アーサーちゃん、エドガーちゃんも、とても不思議そうに首を傾げていました。

 何だろうなと思ったら、お母さんが直ぐに二人がとても緊張している理由に気が付きました。


「ナオ、普通の人は王族と滅多に会えないのだから緊張するのは当然よ。ナオも、二つ名を持つ伯爵家当主なのよ」

「「「「うーん?」」」」


 あっ、そういえば僕が初めて王家の人たちと会った時もとっても緊張していたもんね。

 四人の子どもたちはまだ不思議そうに首を傾げていたけど、これは出会ったのが小さい時ってのもありそうだね。

 でも、クロちゃんたちのチェックもバッチリだし、ちびっ子たちも歓迎ムードです。

 ではでは、お互いにどんな適性なのか確認してみましょう。


「僕は、魔法使いタイプで一応剣も使えます」

「一応なの?」


 最初に僕の特徴を説明したけど、エミリーさんがジト目で僕の顔を見ていました。

 僕の剣は、ヘンリーさんやナンシーさんには全然勝てないもんね。


「私は、剣を主体にして魔法を補助的に使いますわ。最近は盾術も習っておりますのよ」


 ナンシーさんは、前衛のスペシャリストを目指しています。

 身体能力強化魔法を使った剣術は、とっても凄いものがあります。


「あと、スラちゃんは前衛も後衛もできるスペシャリストです。クロちゃんとギンちゃんは前衛タイプで、ドラちゃんは後衛タイプです。キキちゃんは、後衛の補助系ですね」

「「えっ、えっ?」」


 あらら、僕がお友達の特徴を紹介したらノリスさんとノーヴェさんがちょっと混乱しちゃいました。

 こういうのは、順に覚えていけばいいですね。

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