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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第三百三十話 年末の奉仕活動です

 収穫祭後は、一日実家に泊まってオラクル公爵家に戻りました。

 勇者パーティとして活動しつつ、いよいよ年末も近づいてきました。

 僕は昨年も行った大教会での奉仕活動に参加するため、オラクル公爵家のみんなと一緒に大教会に向かいました。


「ルルちゃんは、もうドラちゃんを抱いているのね」

「うん!」

「キュー」


 ルルちゃんは、頭の上にソラちゃんを乗せながらドラちゃんを抱いてやる気満々です。

 ドラちゃんも、奉仕活動時のいつものことなので特に気にしていません。

 イザベルさんも、そんなルルちゃんに思わず笑顔を浮かべていました。


「ふふふ、今日は僕が一番頑張るんだよ!」


 そして、今日はセードルフちゃんがとっても張り切っていました。

 というのも、なんとセードルフちゃん自身が回復魔法を使えるようになったからです。

 セードルフちゃんは、先に魔法を使えるようになった相棒スライムのリーフちゃんから魔力制御のやり方を教えて貰っていました。

 軍や教会の治療施設で実践を積んでいて、小さいのに中々の腕前になりました。

 レガリアさんも、孫の成長に目を細めていました。


「僕も負けないんだよ!」

「ぼくもー!」


 大教会に着くと、アーサーちゃんとエドガーちゃんもセードルフちゃんに負けじと気合を入れていました。

 それぞれプリンちゃんとブドウちゃんの他に、スラちゃんとシアちゃんを抱いていました。

 どちらかというと、スラちゃんはちびっ子たちの護衛も兼ねます。

 クロちゃん、ギンちゃん、キキちゃんは、周囲を警戒する兵と共に不審者の対応を行います。


「ナオ君に会うのも、何だか久しぶりになっちゃったわね」


 新しい屋敷の対応でとっても忙しく動いていたシンシアさんとも、久々に会うことができました。

 シンシアさんは、ちびっ子たちと一緒に町の人への治療にあたってくれます。

 ナンシーさんは、暫く体を動かしていなかったと愚痴を言いながらキキちゃんと一緒に周囲の警戒を始めました。


 トントントン、トントントン。


 僕は、エミリーさんと一緒に炊き出しの準備を行っています。

 最近はちびっ子たちが張り切って治療を行っているので、余程の大怪我以外は僕もエミリーさんも炊き出しを手伝うことが多くなりました。

 これも、ある意味ちびっ子たちの成長のお陰ですね。


 シュイン、ぴかー。


「おお、足の痛いのが良くなったぞ。お兄ちゃんは凄いのう」

「えへへ!」


 セードルフちゃんは、とっても張り切って治療を行っていました。

 小さい子が頑張って治療をするので、特に年配の人に大人気です。

 冒険者などの厳つい人が相手でも全然気にせず治療していきます。

 こうして、順調に奉仕活動は進んで行きました。

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