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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第三百二十八話 いよいよ収穫祭当日です

 翌日、収穫祭が行われるので地元は多くの人が教会に集まっていました。

 念の為に朝イチで僕のお友達やサマンサお姉ちゃんたちが村の中や周辺を巡回し、不審なものがないのを確認しました。

 ここまで念入りに巡回すれば、きっと大丈夫ですね。

 クロちゃんが巡回の際に教会の施設に泊まったカエラに会ったらしく、何も問題は起きていないと言っていたそうです。

 昨年あの三家の家のものが起こした事件のことが頭にあるので、僕たちだけでなく地元の人たち全員が警戒をしていました。


「それでは、これより収穫を神に祈る儀式を始めます」


 教会内に多くの人が入る中、シスターさんが収穫祭の開始を告げました。

 カエラを含む今年の収穫祭でシスターさんを補佐する女性も、シスター服に着替えて式典に参加しています。


「今年は、実り良い年になりました。今年の豊作を神に感謝し、来年の豊作を祈願しましょう」


 シスターさんの言葉に、僕たちも一斉に神様に祈りを捧げました。

 地元は今年も豊作だったんだけど、それは灌漑事業などの様々な対策をとった為だと言われています。

 僕の地元などを領地に持つバンザス伯爵様は、こういった農地改良作業を積極的に進めています。

 街道の整備や治安対策を進めているので、領内はドンドンと良くなっているそうです。

 そして、お父さんやお母さんみたいな優秀な魔法使いにも積極的に開発の手助けをお願いしています。

 結果的に税収が上がるので、開発費なども回収できているそうです。

 僕も、ちゃんとしたところからお願いされればお手伝いをする予定です。

 最も、僕の場合は王家の許可も必要みたいですけど。


「皆さまのお陰をもちまして、無事に実り豊かな収穫の報告ができました。これから、皆さまと共に収穫の喜びを分かち合いましょう」


 シスターさんの合図で、今年の収穫祭の儀式が終了しました。

 お供え物をみんなで運び出し、教会の前で料理を作ります。


「いやあ、今年は無事に終わって良かったですな」

「そうですな。昨年はどこかの誰かによって、大変なことになっておりましたな」

「こうして普通に儀式ができるのは、本当に良いことですね」


 無事に儀式も終わり、多くの人が安堵の表情を見せていた。

 誰とは明確に言わなかったけど、やっぱり昨年の収穫祭の儀式前に起きた事件は地元の人たちにとっても衝撃的だったんだね。


「カエラ、お疲れ様ね。立派にお役目を果たせたわよ」

「キュー」

「お母さん、ありがとう!」


 お母さんはというと、僕のお友達と共にシスターさんの補佐をしていたカエラのことを褒めていました。

 僕から見ても全く問題なく儀式を補佐できていたし、きっと来年もお願いされるはずだよ。

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