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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第三百六話 ブレアさんとナンシーさんの結婚式当日です

 いよいよ、ブレアさんとナンシーさんの結婚式当日になりました。

 僕たちは、朝早くから朝食を食べて用意していた服に着替えます。


「はい、これで準備が整いましたよ」

「「おおー、ありがとー!」」


 カエラとキースも、綺麗なドレスと服をリルムさんに着付けして貰って満面の笑みです。

 僕も既に貴族服に着替え終えていて、サマンサお姉ちゃんも綺麗なドレスに着替え終えています。

 お父さんとお母さんは客室に泊まっていたのだけど、たぶん準備を終えているだろうね。

 着替え終えたら、馬車に乗るために玄関に移動します。


「眠い……」

「ねむいよー」

「本当に似たものきょうだいね」


 着替えを終えても未だに眠そうにしているナンシーさんとセードルフちゃんのことを、レガリアさんは思わず苦笑して見ていました。

 因みに、ナンシーさんはいつもの王城に行く時のドレスを着ているけど、あくまでも移動用で大教会に行ったらウェディングドレスに着替えるそうです。


「どら、どらー」

「キュー」


 ルルちゃんも綺麗なピンク色のドレスを着ているけど、既にドラちゃんを抱っこしてスタンバイしていますね。

 今回は、二台の馬車に分乗して大教会に向かいます。


「「わあ、すごーい!」」

「たくさんの馬車が到着しているわね」


 カエラとキースは馬車の窓から興味津々に外を見ていたけど、サマンサお姉ちゃんの言う通り既に多くの場所が大教会に到着していました。

 僕達も馬車から降りて、オラクル公爵家の人々と共にこの前綺麗にした王家の控室に向かいます。

 ナンシーさんは、新婦用の控室に向かいました。


 コンコン。


「「「失礼します」」」

「「「おはようございます!」」」


 僕や大人達が普通に挨拶をする中、カエラやキースにちびっ子達が元気よく挨拶をしていました。

 王族の方々も、元気なちびっ子に思わずニンマリとしながら僕達を出迎えてくれました。


「しかし、ナオが大教会をとんでもなく綺麗にしたと聞いていたが、まさかここまで綺麗にするとは思ってもいなかったぞ」

「ふふ、そうですわね。資料に残る、建設当時の輝かしさを取り戻した感じですわ」


 陛下と王妃様がビックリしたぞと教えてくれたけど、実は僕が大教会をピカピカにしてから大教会を訪れる人が物凄く増えたそうです。

 そして、寄付金も増えたので教会としてもとても助かっているそうです。

 何も知らない他の貴族が大教会の中に入ったら、きっと物凄くビックリすると言っていますね。


「良いのではないかしら。神聖なる大教会が、生まれ変わったかの様に綺麗になったのよ。今日の結婚式も、きっと良いものになるわ」


 シャーロットさんも、大教会が綺麗な事は全く問題ないと言ってくれています。

 そして、今日はカエラとキース、それにちびっ子達にはとても大事な役目があります。


「皆は、今日は頑張ってフラワーボーイとフラワーガールをやるんだよ」

「「「はーい!」」」


 結婚式を華やかに盛り上げる為に、ちびっ子達もとても張り切っていました。

 シンシアさんが皆に声を掛けると、元気よく手を上げていました。

 僕のお友達も皆を手伝うのだけど、ちびっ子達は王城に集まってフラワーボーイとフラワーガールの練習をしていた程です。

 ちびっ子達にとっても、きっと良い思い出になるでしょうね。

 そして、ちょっと気になる事がありました。


「あの、僕達もこの控室にいていいのですか?」


 どうやら新郎新婦の家族が同じ控室になったみたいなんだけど、しれっと僕達家族も同じ部屋にいます。

 僕は子爵だから、もっと格の低い控室になると思うのだけど。

 すると、王妃様がちょっと苦笑しながら返事をしてきました。


「勿論よ。ナオの双子の妹と弟にもフラワーガールとフラワーボーイをやってもらうし、何よりもブレアとナンシーの結婚を決定づけた様なものなのよ」

「ナオ君は、気が回るというか気を遣いすぎるというか。我が家にとっても恩人みたいなものなのだから、気にしなくて良いのよ」

「本当に申し訳ありません。ご配慮に感謝申し上げます」


 更にレガリアさんも王妃様の言葉に追撃していて、僕のお母さんが代表してお礼を言いました。

 そして、いつの間にか母親同士仲良く話し始めていました。


「俺、絶対に場違いだろう……」

「ワフ?」


 お父さんはというと、部屋の隅にある椅子に座ってギンちゃんを抱き上げてもふもふとしていました。

 明らかに現実逃避をしていますね。

 しかし、そんなお父さんの事をちびっ子達が放置する事はなく、遊んでとお父さんの所に向かっていきました。

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