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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第二百三十九話 麓の町をゴブリンが襲撃

 午前中のうちによどみのある建物の浄化は終わったけど、他の人たちは終わったのかなと思いながら冒険者ギルドに入りました。

 すると、既に他の人たちは全員冒険者ギルドに着いていて、僕たちが一番最後でした。


「ヘンリーさん、遅くなっちゃいました」

「ナオ君、慌てなくていいよ。私たちも、いまやってきたところなのだから」


 待たせちゃったかなと思っていたけど、実はヘンリーさんたちも予定じゃないところの建物の浄化作業をしていたそうです。

 僕たちが一番浄化していたけど、他の人たちもとても大変だったんですね。

 そして、報告をするために代官邸にみんなで行くことになりました。

 代官邸に到着すると、直ぐに応接室に案内されました。


「追加の場所まで対応頂き、本当に感謝申し上げます。さっそく、より良い温泉地になるように作業を開始いたします」


 代官は僕たちに深々と頭を下げたけど、この温泉地がいい感じになってくれるのならとても良いことですね。

 でも、実際にはこの温泉地に足を運ぶ人が増えないとなりません。

 すると、ヘンリーさんがある話を聞いたと代官に報告しました。


「この村に繋がる街道の麓の町では、冒険者ギルドに出される害獣駆除の依頼が減っているとの噂を聞きました。この村は特に害獣駆除の依頼は減っていないように見えましたが……」

「この村では、規定の害獣駆除の依頼を出しております。今年は追加で依頼をかけましたが、減らすということはございません」


 うーん、代官も困惑した表情を見せているけど、もし麓の町がわざと害獣駆除の依頼を減らしているのなら大変なことですね。

 ちょうど午後は予定が空くし、昼食を食べたら麓の町に向かうことにしました。

 でも、ドラちゃんに乗っていくと大騒ぎになりそうなので、馬車便に乗って移動することにしました。

 温泉地から麓の村まで、馬車でも一時間かからないそうです。

 代官邸で昼食を食べたら、馬車乗り場に移動してさっそく出発します。

 ちなみに普通の馬車便なので、僕たちの他に一般の人も乗っています。


「ははは、冒険者のあんちゃんたちがいてくれて良かったぞ。最近魔物を狩ってくれていたみたいだし、今日は魔物の被害に遭わないで済んだぞ」


 馬車便の御者のおじさんが気分良く話をしているけど、特に僕たちがオオカミ退治をする前はたまにオオカミに襲われることがあったんだって。

 オオカミに襲われて怪我をしたり亡くなったりした人もいるみたいで、温泉地の村の代官も対応に苦慮したそうです。

 ちなみに、麓の町も王国直轄領になるそうです。


「ナオ君、スラちゃん、念の為に周囲の警戒をしてくれ。どうも、何か気配を感じる」


 そして、もう少しで麓の町に着くというところで、ヘンリーさんが僕とスラちゃんに声をかけた。

 ドラちゃんも何かがいると感じたみたいなので、探索魔法を使って周囲を確認し始めた。

 すると、かなりビックリすることが分かった。


「あっ、この先の町の周囲を何かが取り囲んでいます!」

「はあ?! 何だって!」


 なんと、大量の動物が魔物が町の入口に押し寄せているのが分かったのだ。

 御者のおじさんもかなり驚いているけど、完全に非常事態なのでドラちゃんの背中にスラちゃんが乗って偵察に行ってくれることになった。

 その間にも、僕たちを乗せた馬車便は急いで町に向かいました。

 すると、ドラちゃんが急いで僕たちのところに戻ってきました。

 あれ?

 ドラちゃんと一緒にいたはずのスラちゃんの姿が見当たらないよ。


「キュキュキュー!」

「わあ! 町を、ゴブリンの大群が襲っているそうです。それで、スラちゃんが町の防壁に残ってゴブリンを倒しているそうです」

「「「えっ?!」」」


 ドラちゃんが教えてくれた予想外のことに、僕たちはかなりビックリしちゃいました。

 とにかく、良くないことが起きているのは間違いなさそうです。


「全員、直ぐに動けるように準備をしよう。かなりの戦闘になるだろうし、怪我人も複数出ているだろう」

「「「はい!」」」


 ヘンリーさんの声に、僕たちも気合を入れます。

 魔法が使えるか全く分からないけど、念の為に魔力を溜めておこう。

 そして、麓の町に着く直前では凄い光景が目の前に広がりました。


「「「キシャー!」」」

「ちっ、これはヤバいな。急いで、駆けつけるぞ!」


 何と、町の防壁の前でゴブリンと兵と冒険者が乱戦を繰り広げていたのです。

 この状況では、下手に魔法を放てばゴブリンと戦っている人を巻き込んでしまいます。

 なので、馬車便の護衛をクロちゃんとギンちゃんとシアちゃんに頼んで、僕たちは馬車から降りて一気に駆け出しました。


「先ずは、町を襲っているゴブリンの数を減らす。とにかく各個撃破するぞ!」

「「「はい!」」」


 ヘンリーさんの指示を受けて、僕たちは一気に駆け出しました。

 全員魔力を溜めていたので、身体能力強化魔法を全開にしてゴブリンに斬りかかりました。


 ザシュ、ザシュ!


「「「ギシャッ!」」」

「な、何だ何だ?」

「とんでもないスピードでゴブリンを倒していくものがいるぞ!」


 僕たちが高速でゴブリンを斬り捨てるので、戦っている人たちは思わずぽかーんとしちゃいました。

 よく見ると、スラちゃんも剣を触手で持って高速で倒していますね。

 とにかくゴブリンの数を減らさないと駄目なので、暫くの間僕は剣を手にしてゴブリンを倒しまくっていました。

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