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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第二百三十一話 犯罪組織の壊滅開始です

 翌朝、僕たちはちょっと眠気に襲われながらも何とかいつもの時間に起きました。

 うーん、やっぱり夜遅くまで活動するのって大変なんですね。

 僕は、ベッドの上でうーんと背を伸ばしました。


「キュ……」

「「アオン……」」


 すると、ドラちゃん、クロちゃん、ギンちゃんも目を覚ましたみたいだけど、とても眠たそうな表情と声をしていますね。

 何故かスラちゃんだけ元気いっぱいにくねくねとベッドの上で体操をしていたけど、スラちゃんだからなあとみんな思っていました。


「ふわぁ……」

「むにゅ……」


 朝食時、いつも朝は眠そうにしているナンシーさんとセードルフちゃんが、いつにも増して眠たそうにしています。

 ナンシーさんが眠たそうにしているのは、僕たちと同じ理由です。

 セードルフちゃんは、僕たちが帰ってくるのを待つと意気込んでいて、それで寝るのが遅くなっちゃったみたいです。

 いずれにせよ、美味しい朝食を食べて少しすれば目が覚めるはずですね。

 ある意味、血の繋がった似たもの同士ですね。

 レガリアさんもイザベルさんも、眠そうにしている二人を見て仕方ないわねって表情をしていた。


「うまうま」


 ルルちゃんは、いつもと変わらず離乳食をもりもりと食べていた。

 というか、お兄ちゃんのサラダにあるトマトに手を伸ばそうとしていますね。

 食欲があるのはいいことだけど、そのトマトはセードルフちゃんのものだから我慢しようね。

 こうして、ちょっとほんわかしながら朝食を食べたら、身支度を整えます。


「この後、昨日捕縛した邪神教の拠点にいた者への尋問もある。私とスラちゃんは、後ほど軍の施設に向かう」


 オラクル公爵家に王城からの馬車がやってきたけど、ヘンリーさんたちは尋問で忙しいもんね。

 なので、今日は午前中のうちに犯罪組織を潰せるだけ潰して、午後は僕たちはおやすみになりました。

 最初に、スラム街にある小さな教会に向かいます。

 すると、昨日お兄さんが捕まったシスターさんの姿がありました。


「シスターさん、一晩経って少し落ち着きましたか?」

「ええ、昨日はご迷惑をおかけしました。きっと兄も頑張って罪を償おうとしていますので、私も兄に負けないように頑張りたいと思います」

いと思います」


 シスターさんはまだ戸惑いもあるかもしれないけど、それでも話しかけてきたシンシアさんや僕たちにニコリとしながら話しかけていました。

 シンシアさんも無理をしないでとシスターさんに再び声をかけたけど、明らかに昨日よりも顔色は良くなっていますね。

 僕たちが準備を整えている間に、スラちゃんが偵察に行っていました。

 そして、何と今日は全部の犯罪組織を壊滅させると意気込んでいました。

 ということで、ヘンリーさんとシンシアさんとスラちゃんとクロちゃん、ナンシーさんとエミリーさんと僕とドラちゃんとギンちゃんで別れて行動します。


「えーっと、ここはスラちゃん情報で特に危ない魔導具もないから、睡眠魔法やエリアスタンで一網打尽にしていいと。相変わらずスラちゃんの偵察はぶっ壊れ性能ね……」


 僕たちは、物陰から最初の犯罪組織の拠点を確認しています。

 スラちゃん作成の資料を読んでいるナンシーさんが思わず苦笑しているけど、スラちゃんにかかれば隠し通せるものはないよね。

 なので、ここは僕のエリアスタンで一網打尽にします。

 魔力を溜めながら、こっそりと建物の近くに近づいてっと……


 シュイン、バリバリバリ!


「「「ギャー!」」」


 上手く建物の中を範囲指定して、僕はエリアスタンを放ちました。

 建物の中から悲鳴が聞こえて来たけど、どうやら上手くいったみたいですね。

 直ぐに、複数の兵が確認と捕縛の為に建物の中に入っていきました。


「ナオの魔法も、私にとってはぶっ壊れ性能よ。私のエリアスタンは、あんなに広範囲にはできないわ」

「キュー」


 エミリーさんとドラちゃんが苦笑しながら僕の帰りを待っていたけど、エミリーさんなら広範囲エリアスタンはできそうな気がするよ。

 それに、ここにはいないけどクロちゃんも闇属性の魔法が使えることが分かったから、広範囲睡眠魔法はできるかもしれないね。

 ギンちゃんは光属性なので、残念ながら今日は遊撃部隊です。


「アババ……」

「おーい、こっちにも担架を持ってこい!」


 どうやら、無事に犯罪組織に潜んでいた犯罪者を倒しきったみたいですね。

 体が痺れて動けない犯罪者を兵が次々と運んで行っているけど、そろそろ次の犯罪組織に向かわないと。

 ということで、今度は三軒先の犯罪組織に向かいます。


「えーっと、ここは犯罪者の人数は少ないけど、魔法に反応する魔導具が置いてあるそうです。なので、各個撃破しないと駄目みたいです」


 自分が身体能力強化魔法を使う分には平気なんだけど、下手に建物の中に魔法は放てません。

 ここで、ギンちゃんが頑張ると言ってトコトコと犯罪組織の建物の入口に向かいました。

 そして、ギンちゃんは大きく息を吸い込みました。


「ウー、ワンワンワン!」

「「「ギャー!」」」


 おや?

 ギンちゃんが建物の中に向かって大声で吠えたら、何故か建物の中にいる犯罪者が悲鳴を上げていたよ。

 何だろうなと思ったら、ナンシーさんが苦笑しながら理由を教えてくれました。


「あれは、大声で吠えるとともに威圧を放っているわ。私たちには効かないけど、レベルの低い犯罪者には効果抜群ね」


 おお、ギンちゃんはそんな能力を身に付けたんですね。

 実は、ドラちゃんも威圧を使えるそうです。

 そして、魔法じゃないのでとっても安全です。

 その間、ギンちゃんがもう一回大声で吠えて、意気揚々と僕たちのところに戻ってきました。


「「「あばば……」」」

「おーい、こっちにも担架を持ってこい!」


 そして、兵が犯罪組織の建物の中に入っていくと、ギンちゃんの威圧で体がすくんで動けなくなった犯罪者が多数運ばれてきました。

 というか、結果的に犯罪組織は全滅していたそうです。

 ナンシーさん曰く、犯罪組織を相手にする時は安全にやるのが鉄則らしいです。

 なので、こうしてノーリスクで犯罪組織を殲滅するのは、とても重要なことらしいです。

 兵が怪我をしないのも、とても大切ですね。

 ではでは、今度は次の犯罪組織がいる建物に向かいましょう。

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