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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第二百十五話 法衣男爵になっちゃった

 その後も、各地をドラちゃんに乗って飛び回ってよどみの浄化を行いました。

 時々邪神教の拠点になりかけのところがあったけど、全部潰していきます。

 王都でも廃墟のよどみを浄化したり、森のよどみを浄化しました。

 その結果、たくさんの廃墟が撤去されて新しい建物の建設が始まりました。

 町に活気が出るのって、何だか嬉しいよね。

 そんな春も過ぎて初夏になりかけたある日、僕は王城に呼ばれました。

 しかも、謁見だそうです。

 うーん、いったい何だろうなと思いつつ、貴族服に袖を通しました。


「じゃあ、行ってくるね」

「いってらっしゃーい!」

「キュー」

「「アンアン!」」


 僕は、セードルフちゃん、ドラちゃん、クロちゃん、ギンちゃんに見送られながら、ドレス姿のナンシーさんとスラちゃんとともに馬車に乗りこみました。

 最近クロちゃんとギンちゃんの体が大きくなってきて、鳴き声も赤ちゃんから大人っぽくなってきました。

 でも、大人の狼になるにはまだまだ先になりそうです。

 そして、気になったのは見送ってくれたレガリアさんが、僕にいつも以上にニコリとしてくれたことです。

 セードルフちゃんは、いつも通りですね。


「ナンシーさん、今日は何があるんですか?」

「ふふ、何があるんでしょうね」


 ナンシーさんもスラちゃんも、僕の質問にニコリとしながらはぐらかしていました。

 うーん、全く心当たりがありません。

 何かなって思っていたら、あっという間に王城に到着しちゃいました。

 そして、そのまま僕たちは玉座の間に案内されました。


「えーっと、集まっているのは偉い貴族の人たちですよね?」

「そうよ、お父様もいるわ。じゃあ、私とスラちゃんは壁際に移動するわね」


 ナンシーさんは僕にそう言うと、スラちゃんとともにスタスタと壁際に移動しちゃいました。

 うーん、ランディさんたちも僕にニコリとしていますね。

 でも、謁見が直ぐに始まるので、話を聞くことはできません。


「静粛に。陛下が入場されます」


 おっと、係の人のアナウンスが入ったよ。

 僕は、膝をついて顔を下げました。

 王家の人々が袖口から入ってきたけど、アーサーちゃんとエドガーちゃんの足音も聞こえたよ。

 ということは、悪いことじゃなさそうです。


「皆のもの、面を上げよ」


 陛下の声で顔を上げたけど、陛下以外は王家の面々はみんなニコニコとしているよ。

 ということは、何か良いことがあったのかな。

 陛下が何かを話すみたいだから、先ずはしっかりと聞いてみよう。


「王都のスラム街問題解決並びによどみに侵された廃墟問題に絡み、ナオは積極的に問題の解決にあたった。また、従魔とともに多数の犯罪組織を壊滅に追い込み、王都の治安向上に一役買った。そこで、その功績を称えてナオに褒美を与える」


 えっ、王都のスラム街問題とかって、ヘンリーさんたちと一緒にやった件だよね。

 それに、犯罪組織壊滅はスラちゃんがもの凄く頑張ったはずだよ。

 でも、スラちゃんの手柄は僕の手柄にもなるって言われていたっけ。

 報酬もちゃんと貰っていたのに、褒美を貰ってもいいのかな?

 そう思っていたら、予想以上のことが起きちゃいました。


「ナオを今の準男爵から法衣男爵に陞爵とし、『カタルシス』の姓を授ける」


 えっ、法衣男爵?

 カタルシス?

 前から僕は法衣貴族になるとみんなが言っていたけど、冗談なのかなって思っていました。

 それが、本当のことになっちゃいました。

 と、取り敢えず返事をしないと。


「つ、謹んで、お受けいたします」

「うむ。これからも、王国の発展の為に尽くすように」


 僕が臣下の礼をしながらそう返答すると、陛下は満足した表情で玉座から立ち上がりました。

 そして、王族の人たちを引き連れて退場しました。

 そういえば、エミリーさんがいつにも増して凄くご機嫌だった気がしました。


「それでは、本日の謁見は以上となります。皆さま、ご退室下さいませ」


 そして、係の人のアナウンスがあったので、僕たちは玉座の間から退出しました。

 うん、何が何だか分からないので、応接室で色々と話を聞くことにしましょう。

 どうやら、ランディさんもナンシーさんも、応接室に着いたら色々と話をしてくれるそうです。

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