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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第二百話 教会へ向かいます

 予定では一週間らしいけど、今聞いた数だともっと早くできそうです。

 これに関しては、息子夫婦が一緒についてくれるそうです。

 そして、ガンナー侯爵は別の話もしてきました。


「そうそう、ナオ君には息子を助けてくれた報酬を払わないとならない。指名依頼として処理しよう」

「そうね、そのくらいはしないといけないわ。治療も的確だったし、素晴らしかったわ」


 僕としては目の前で苦しんでいる男の子を助けようとしただけなんだけど。

 それでもニーナさんもとても感謝してきているし、断るのは悪い気がしたのでそのままお願いしました。

 ヘンリーさんも、それでいいと頷いています。


 ガチャ。


 ある程度話がまとまったところで、長男夫婦が応接室に入ってきました。

 二人とも、とても安堵した表情をしています。


「父上、母上、マルクが目を覚ましました。少しだけ話すこともできました」

「そうか、それはよかった」

「ホッとしましたわ」


 息子が意識を取り戻したと聞いて、ガンナー侯爵夫妻もかなりホッとしていました。

 そして、改めて僕たちに挨拶をしてきました。


「皆さま、お久しぶりでございます。そして、ナオ君には弟を救ってもらい本当に感謝する。長男のプライスだ」

「妻のスザンヌです。本当にナオ君には感謝しております。流石は『白銀の竜使い』様ですわ」


 プライスさんは王家の血を引いている証拠の綺麗な金髪のショートヘアで、背が高くヘンリーさんと同じくらいイケメンです。

 スザンヌさんは青髪ロングヘアの背の高い女性で、とても温和で優しそうな人です。

 弟のマルクさんは、今は医師が診察をしているところだそうです。

 今のところ、他に異常はないそうです。


「プライス、少し休憩してからで大丈夫だ。どうせ、ナオ君のものすごい力を目の当たりにするのだからな」

「ヘンリー兄さん、マルクを治療しただけでも凄かったですよ。これ以上凄いって、流石にないですよ」


 ヘンリーさんとプライスさんがいとこ同士気さくに話をしているけど、僕としては普通に浄化しているだけなんだよね。

 使うのも浄化魔法だし、そんなに凄い魔法を使うわけではないよ。

 こうして少し談笑してから、僕たちはプライスさんとスザンヌさんと護衛の兵とともに先ずは教会に向かいました。

 この町の浄化魔法を使える聖職者とともに行動するそうです。

 僕とスラちゃん、それにドラちゃんも十分に休めて魔力も回復しました。

 昼食は屋敷で食べるそうなので、早めに頑張らないとね。


「プライス様だ」

「スザンヌ様もいるよ」


 馬車に分乗して教会に行ったけど、町の人はプライスさんとスザンヌさんに声をかけています。

 全て好意的な声で、二人を非難する声は聞こえませんでした。

 スザンヌさんは小さい子にも優しく接しているし、まるでシャーロットさんみたいですね。


「私、お祖母様に憧れております。とても素晴らしい人なのに福祉事業に積極的で、本当に凄いと思っています。お祖母様みたいにはなれないと思いますが、できる限りのことはしたいと思っております」


 スザンヌさんが少し恐縮しながら語っているけど、確かにシャーロットさんは凄い人だよね。

 僕も、シャーロットさんみたいになってみたいと思うんだよね。


「すごーい、ドラゴンだ!」

「スライムもオオカミもいるよ!」

「わあ、撫でても平気だよ」


 そして、子どもたちはスラちゃんたちのところにも集まっていました。

 やっぱりここでも、ドラちゃんは大人気です。

 子どもにとって、ドラゴンは憧れの魔物なんだね。

 町の人も加わってみんなでワイワイしながら話をしていると、シスターさんと聖職者の服装をした青年が僕たちのところにやってきました。


「皆さま、お待たせして申し訳ありません」

「いえ、シスターにもお忙しいところ恐れ入る」


 中年のシスターに、プライスさんは丁寧に話をしています。

 こういう姿勢の低いところが、町の人に慕われるところなんだろうね。

 そして、僕たちに聖職者を紹介しました。


「こちらにいるのが、私の息子になります。聖魔法が使えますが、まだまだ修行中の身となります」

「皆さま、宜しくお願いいたします」


 おお、この人はシスターさんの息子さんなんですね。

 聖魔法使いっぽい、青髪にシルバーの髪が混じっています。

 ヘンリーさんよりも年上だけど、王家の面々が揃っているのでとても丁寧に対応していました。

 すると、スラちゃんがピョーンと聖職者の手の上に飛び乗りました。

 何をしているのかなと思ったら、簡単な魔力循環をしていました。


「あっ、スラちゃんが聖職者のお兄さんの魔力に少し詰まりがあるって言っています」

「ふむ、そうか。今後のためにも、魔力詰まりは早めに治した方がいいだろう」


 ヘンリーさんの許可を得たので、スラちゃんは早速聖職者の魔力詰まりを治し始めました。

 じっくりと魔力循環を始めていきます。


「こ、これは凄い。魔力がスムーズに流れていきます!」

「これなら、もう少し訓練をすれば今までできなかった浄化も、もちろん治療ももっとできるだろう」


 シスターさんも深く感謝しているけど、ヘンリーさんも成果を見て満足そうに頷いていました。

 魔力制御の訓練を続ける必要はあるけど、きっともっと凄い聖魔法使いになれるね。

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