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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第百六十三話 今日は商店街の浄化作業です

 新たなスライムのお友達は、王城にいる時はシアちゃんが色々と教えていました。

 まだ雷魔法と空間魔法は弱いけど、これからいっぱい食べて寝て大きくなればどんどんと強くなるそうです。

 現時点でもシアちゃんと同じく酸弾は使えるので、十分護衛が務まります。


「プリンちゃん、こっちだよー」

「ぶどーちゃん!」


 今はまだアーサーちゃんとエドガーちゃんも小さな子どもだけど、いつかは国を支える立場になります。

 間違いなく、二人にとっての大きな戦力になるはずです。


「いつも楽しそうに一緒にいるわ。まるで新しいきょうだいができたみたいよ」


 馬車内でエミリーさんが楽しそうに教えてくれたけど、仲良くやれていて何よりです。

 さて、今日は商店街の一角の浄化を行います。

 ヘンリーさんとシンシアさんは午前中用事があるそうなので、午後から合流することになっています。

 もちろん、緊急時は呼んでねって言われています。

 浄化できなくて朽ちている建物を見ると心が痛むけど、僕たちが頑張って浄化して新しい建物が建てばいいなって思っています。


「キャンキャン!」

「ふふ、流石はクロちゃんね。ここで間違いないわよ」

「キャン!」


 今日浄化する場所に着くと、ここだと教えてくれたクロちゃんの頭をナンシーさんが優しく撫でます。

 クロちゃんも仕事ができたと尻尾をフリフリしていて、スラちゃんからも頭を撫でられていました。

 ではでは、さっそく浄化を始めましょう。


「キュー!」

「あらあら、友達にいいところを見せたいのかしらね」


 クロちゃんにいいところを見せようと、ドラちゃんがとても張り切っています。

 ナンシーさんもニコリとしているし、ここはドラちゃんの頑張りを応援しましょう。

 実際に、教会の聖職者だと難しいけどドラちゃんなら大丈夫です。


 シュイン、ぴかー!


「キャンキャン!」


 ドラちゃんの頑張りに、クロちゃんも大喜びです。

 みんながそれぞれの役割を果たしていて、僕もホッと一安心です。

 こんな感じで、どんどんと商店街の建物のよどみを浄化していきます。

 途中クロちゃんが気がついたよどみもあったので、弱いところは記録して教会の人に連絡して対処してもらうそうです。

 お昼になったので、今日は王城で食べることになりました。

 ヘンリーさんとシンシアさんが、午後から合流するためです。


「そうか、クロちゃんが大活躍していたか」

「ふふ、偉いわね。でも、無理をしないでね」

「キャンキャン!」


 午前中の頑張りをヘンリーさんとシンシアさんに褒めて貰って、クロちゃんもとてもご機嫌です。

 そして、食堂に行くとプリンちゃんとブドウちゃんを連れているアーサーちゃんとエドガーちゃんの姿がありました。


「二人とも、ちゃんとご飯を食べているかな?」

「「うん!」」


 エミリーさんの問いかけに、二人とも元気よく答えていました。

 プリンちゃんとブドウちゃんも、食べているよーって触手をふりふりしていました。

 僕たちもご飯を食べながら、ヘンリーさんとシンシアさんと話をします。


「予定通り、午後は私たちも同行する。一箇所浄化場所が追加になる予定だ」

「何だか怪しい場所があると、町の人から報告を受けたのよ。なので、確認も兼ねてよ」


 町の人が怪しいって言うのなら、そこに何かあるかもしれないね。

 元々予定している場所を浄化し終えたら、怪しいところに行くそうです。

 昼食も食べ終えたし十分休憩も取れたので、さっそく午後の浄化を始めましょう。


「キャンキャン!」

「ここにも小さなよどみがあるのか。今度、クロちゃんを連れて聖職者とともに浄化を行った方がよさそうだな」


 意外と色々なところによどみがあるので、ヘンリーもちょっとため息をついていた。

 広範囲浄化魔法を使えばって思ったけど、それだと教会の仕事を奪うことになるから駄目だそうです。

 こういうところを浄化して教会もちゃんと仕事をしているよと、町の人にアピールする必要があるそうです。

 そういうことをしないと、町の人から寄付金を貰えなくなるそうです。

 教会も、何かと大変ですね。

 僕には、そんな面倒なことはできないです。


 シュイン、ぴかー。


「これで浄化完了です」

「よし、これで当初予定していたところは完了だ」


 少し大きめの商会の浄化を終えたけど、よどみができた理由が中々怖かった。

 店主が浮気性で、何人もの愛人を作っていて最後に大騒動になって殺されちゃったんだって。

 なんで浮気するのかなと、不思議に思っちゃいました。


「では、追加のところに行こう。ここから直ぐの場所だから、歩いて行くよ」


 場所はヘンリーさんが知っているそうなので、ついて行くことになりました。

 すると、歩いて暫くするとクロちゃんの機嫌が悪くなりました。


「ウー!」

「クロちゃんが、この先に何かあると言っています」

「となると、よどみがあるのは間違いない。ナオ君たちは、いつでも浄化できるように準備をしておいてくれ」

「キュー」


 クロちゃんがここまで反応するのって、僕も初めてだよ。

 この先に、何かがあるのは間違いなさそうです。

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