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幼馴染冒険者パーティを追放されたら、勇者パーティに拾われちゃった  作者: 藤なごみ


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第百二十六話 今日は沢山の人とお茶会です

 今日は、シャーロットさんにお茶に招かれました。

 ちょうどナンシーさんも王城に行く日だったので、きちんとした服に着替えて一緒に馬車に乗って王城に向かいました。

 すると、使用人に案内されたのはいつものシャーロットさんの部屋ではなく王城の中庭でした。

 いくつかの白い椅子とテーブルが用意されていたけど、まだ誰も来ていません。

 何があるのかなと思っていたら、少し待っていたらシャーロットさんがやってきました。

 何だか、いつもよりも豪華だけど品のあるドレスを着ていますね。


「シャーロットさん、おはようございます」

「ナオ君、おはよう。今日は、私たち以外の人もお茶会に来るのよ」


 シャーロットさんがにこりとしながら教えてくれたけど、たくさんの人ってどんな人なのかなって思っちゃいました。

 スラちゃんとドラちゃんも、首を傾げて何だろうなって思っていました。

 すると、続々と人が中庭に集まって来ました。

 何だか女性が多い、というか女性しか来ていない気がするよ。

 年齢も、シャーロットさんくらいの人から、エミリーさんくらいまでの年の人まで全くバラバラでした。

 更に、頭にティアラを付けて綺麗なドレスを身に纏ったエミリーさんまでやってきました。

 えっと、これはどういう集まりなのでしょうか。


「ふふふ、私の知り合いを招いたお茶会だから安心してね。それで、いま巷で話題の『白銀の竜使い』様ともお話がしたいそうよ」

「だから、私も一緒に来たのよ。ナオが囲まれるのは間違いないから、私が壁役になってあげるわ」

「キュー!」


 にこりとしながらシャーロットさんとエミリーさんが答えてくれたけど、そういう理由があったんですね。

 なら僕たちもと、スラちゃんとドラちゃんも僕の壁役になるとやる気満々でした。

 さっそくということで、お茶会が始まりました。

 すると、最初は若い人たちが僕とエミリーさんのいるテーブルに集まって来ました。


「エミリー殿下、準男爵様、本日は宜しくお願いいたしますわ」

「こうして、かの有名な『白銀の竜使い』様とお話できるなんてとても光栄です」


 いきなり目をキラキラさせながら話しかけられちゃったので、僕は若干圧力に押されちゃいました。

 でも、流石は貴族令嬢なのか、僕が不快に思うような質問はしてきませんでした。

 話といえば、僕の趣味だったりどんな活動をしているかという当たり障りのないことでした。


「ナオはとても真面目だから、いつも頑張って活動しているわ。もう少し肩肘張らなければ良いのだけど」

「確かに、それはよく分かりますわ。とても丁寧に一生懸命に話されておりますわね」

「まだ小さいのにとても素晴らしいですけど、確かにもう少しお子様らしくしていても良いですわね」


 あれ?

 いつの間にか、エミリーさん主導で僕に注意する流れになっちゃったよ。

 うう、この前も肩肘張りすぎだと注意を受けちゃったし、スラちゃんとドラちゃんだけでなくシアちゃんまでうんうんとエミリーさんに同意しているよ。

 話の流れがおかしくなったと思ったら、今度はシャーロットさんが僕のことを呼んでくれました。

 因みに、スラちゃんとドラちゃんはエミリーさんと一緒にいるみたいです。


「ふふ、エミリーはいつもナオ君と一緒にいるから、あれこれ言いたくなっちゃうのよ。ナオ君のお節介を焼きたくなっちゃうから、言いたい気持ちもよく分かるわ」


 シャーロットさんが少し苦笑しながら話してくれたけど、エミリーさんは世話を焼きたがるお姉ちゃんって感じだよね。

 アーサーちゃんとエドガーちゃんにもとても優しいし、だからこそ僕に対しても言いたくなっちゃうのかな。

 そして、今度は年配の方とお母さんくらいの年齢の人と話をすることになりました。


「こうしてみると、ナオ君はまだとても小さいのね」

「それでも、とても優秀な魔法使いでとても凄いわ」

「それに、積極的に奉仕活動にも参加しているというし、私の息子もナオ君を見習って欲しいわ」


 流石は人生経験が豊富なだけあって、皆さんニコニコしながら僕のことをヨイショしてきます。

 でも、シャーロットさんも同席しているし、下手なことは言いません。

 それでも、僕の色々なことが知れ渡っちゃっているんですね。

 貴族の情報網は、本当に凄いです。


「キュー」

「わあ、本当に大きくなったわ。凄いです!」


 そして、エミリーさんの方ではいつの間にかドラちゃんが少しだけ大きくなっていました。

 皆さん、普段は触ることのできないドラゴンにペタペタと触って上機嫌です。

 スラちゃんとシアちゃんは、体の悪い人の治療を行っていました。

 えーっと、もはやお茶会の様相ではないけど大丈夫なのかな……


「ナオ君、心配しなくても良いわよ。楽しんでもらいながらお喋りができれば良いのよ。それに、何にも悪いことをしているわけではないわ」


 なんというか、流石シャーロットさん、心がとても広いです。

 その後も色々な人とお喋りをして、無事にお茶会は終了しました。

 スラちゃんとドラちゃんはとても満足しているみたいだし、僕も色々な人と知り合えてとても満足です。

 でも、少し疲れちゃったので後でアーサーちゃんとエドガーちゃんと一緒にお昼寝しちゃいました。

 また、別の人とお茶会をする機会があるらしいので、今度は普通にお喋りしたいです。

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