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倉庫内での攻防(シーン)①
テントの中は薄暗く、冷たい空気が肌を刺すように流れている。外の風がビニールの壁を叩く音が絶え間なく響き渡る。「くそ、どこに隠れてるんだ…」ジョンは低くつぶやいた。彼の呼吸は浅く、肩が微かに上下するのが見える。
冷たい汗が額を伝い、首筋を流れ落ちる。
突然、テントの隅からかすかな音が聞こえた。全身が緊張で硬直し、拳銃のグリップを強く握りしめた。心臓が激しく脈打つのを感じながら、彼はその方向を注視した。薄暗い照明の中、何かが動いた。
「出てこい…」指を引き金にかけ、発砲態勢をとる。
額には汗が滲み、光を反射して微かに光っていた。唇はわずかに震え、呼吸は浅く、鼻孔が微かに膨らんだ。
ふと、彼の視線が一瞬だけ天井に向けられる。ジョンは一度深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出した。彼の手の震えが少しだけ収まる。
全ての感覚を研ぎ澄まし、どんな動きも見逃さないようにする。
不意に、彼の目の前で影が動くのを感じた。ジョンの体が反射的に反応し、銃を構え直した。心臓の鼓動が激しくなり、耳には自分の鼓動が響き渡る。